現在発売になっている、
「礼拝と音楽」no.158は17・18世紀の礼拝奏楽曲スペシャルです。送っていただいた最新号はとても読みでのあるもので、それぞれの記事を合わせ読むことで、日本ではあまり弾かれていない作曲家の作品に親しみを持つことが出来るような内容になっています。そんな中で私も「フランスバロックのオルガン音楽」という記事を書かせていただいたのですが、今朝読んでいて、たったいま重大な間違いがあることに気がつきました。
p.29の最初の行は、正しくは
「(バッハの)Komm heiliger Geistと同じだから、聖霊降臨祭に使える、ということがわかります。」
です。
Nun komm, der Heiden Heilandは「いざ来たれ、異邦人の救い主よ」で待降節、
Komm heiliger Geistは「来たれ、創造主なる聖霊よ」で聖霊降臨祭です。
例に出したド・グリニーのヴェニ・クレアトールの譜面を見たらペンテコステに弾くということや、バッハのヌン・コムを見たら「ああもうすぐクリスマスかあ」と思う、そういう感覚はちゃんと別々にあるのにも拘らず、ドイツ語の字面をきちんと見て書かなかったためのエラーです。
また、私はドイツ語をきちんと勉強したことがないので、勉強不足を痛感しました。
このふたつのコラールをごっちゃにしてしまったらオルガニスト失格だわ〜と自分で思いました。
夫に言ったら怒られそうです。
完全に私のミスです!申し訳ありません!読んだ方は、どうか訂正して下さい。
編集の皆さんも、ごめんなさい。
私の記事のすぐ前に水野均先生の書かれている記事があり、その25ページの、ページの頭(ページは違うけれど、私の記事のヴェニ・クレアトールと全く同じ位置に!)このコラールの賛美歌21の対照番号が第339,340番にあたる、ということが印刷されてあります。
それを見たとたんに、
ヴェニ・クレアトール→ペンテコステ→→Komm heiliger Geist!
「まちがえた〜!!!!当たり前のことを!!!!」
と、衝撃を受けました。
(当たり前のことを間違えたということに2ヶ月も気づかなかったことも。)
「礼拝と音楽」読者のみなさん、訂正を、よろしくお願いします。
すみませんでした。
ちなみに、
Nun komm, der Heiden Heiland(独語)=アドヴェント(待降節)=ヴェニ・レデンプトール・ジェニトゥム、Veni Redemptor gentium(ラテン語、グレゴリオ聖歌)
ということは、同誌p.34の、賛美歌21対照表の第229番でも明記されています。
横書きの記事なので、p.35→34→33の順番になりますが、3ページにわたる、竹佐古真希さんによる「賛美歌21vs奏楽曲対照表」は力作です。これをコピーして、それぞれのドイツ語の題名の日本語訳を書き写し、かんちがい・間違いを防ぐために、手帳に携帯するつもりです。。。
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