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おるがにすと・クロニクル Chronicle of an Organist

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メロフォーン・サイト | MeloPhone site

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MeloPhone CDs & Scores、メロフォーン

というのが、うちで作ったCDなどにつけている名前です。
(MとPが大文字で、文字の間に隙間はない)

その名前は、そういう名前のオルガンのストップから来ています。
珍しい名前なので、オルガニストに聞いても
「それどんなストップなの?」
と訊かれてしまいます。

弦のようなしゃきっとした4フィート(つまりピアノの感覚で弾いたらその音より1オクターブ上の音が出る)で、倍音のなかには2フィートのようなきらきらした響きがあってちょっと振りかけたコショウみたいにスパイスを効かせています。

メロ、というとメロディーとか、メロドラマとか、カリメロ、とか、(は違うか)

melo はラテン語の
melesから来たと思われていてメレスはギリシャ語の
μῆλον (読み方は/ˈmɛːˌ.lon/ ということはメロン…?)から来ているらしい。

と、いうようなことは全く知らなかった025.gif
今調べて知りました…

それにしても!

ビックリしてしまったのは、
ラテン語のメレスの意味は、

その1:ひつじ

だということ、もっちろんぜんぜん知りませんでした。

羊って…

メロフォーン・サイト | MeloPhone site_e0203829_2212568.jpg


うちに密かに生息しているひつじ!

学生時代、イギリスのシュロップシャーで、生まれて初めて生きている羊の赤ちゃんが大量にぴょんぴょん跳ねているイースター・ホリデーを過ごして以来、羊ファンクラブ会員となったのでした。(注:そんなものはありません←ないと思う…あるかな?英国ならクラブってなんでもありそうだし)また、羊は魚と同じで、英語だと複数形が単数形と同形なこととか、すっごく「どっちも聖書にひとのメタファーとして出てくるからかな?」という親近感があります。

羊に子守唄を歌ってもらいたいぐらい好きなので、友達が少しずつプレゼントしてくれた羊たちがこんなに集まったのを、まくらもとに並べています。
(羊の合唱団、うるさそう。)

そう思えば。

もしかして。

メレ〜〜〜〜〜

というのは

いとしい羊さんの歌声では?!?!?!?!

ちなみに、ラテン語メレスの意味その2は、
りんご
だそうです
(なんでや?)



039.gif



話が逸れまくってしまいました。
ただ、新しいサイトが二日前に開店(?)して、まだ1ページしかないけれどこの喜びをわかちあっていただこう、と筆を取ったのは良いが、
(筆はないが、)
メロ、ってなんのことだろう、と改めて調べてみて大変びっくりしてしまった次第です。

もとはといえば、初めてセザール・フランクのヴァイオリン・ソナタの録音をした年に、
「手弁当自費出版のCDにしたって、やっぱりラベルの名前なしじゃあねえ。」
と人に言われて、
「ではフィニステール教会で二人とも弾いているから、そこのオルガンの、珍しいストップから名前を借りよう。」
と安易に決めました。

あとでまた数枚CDが出たり、ピアノの小さな教本が出たり、

…………。

いきがかり上、いろいろ必要な時には「メロフォ−ンってつけとけ。」

と利用して来ました。

採算が取れないので法人ではなく、税金もメロフォーンとしては払っていないため、存在していない会社のようなものという気持ちですが、実は夫が作曲していたものがたまったので出版する運びとなり、それの発表もかねて、いつものCDのグラフィックをしてくれているオリヴィエさんがついにサイトの1ページ目を作成してくれた。

そうしたら、MeloPhone CDs & Scores という「店」が急に存在し始めたみたいにも思えます001.gif

この楽譜は自費出版ではないのですが、「編集・メロフォーン」になっています。

明日はこの楽譜のお披露目のトーク・コンサートなので、わたしは詩編137編の新曲を練習しました。わたしは伴奏するのですが、この一曲だけが、書き下ろし。

のこりの詩編の曲は、過去15年間に、ブリュッセルの聖ミシェル聖グデュル大聖堂の日曜日12時半の音楽ミサ、Messe Festivesで、その日に招かれた演奏家に合わせてグザヴィエが毎週のようにせっせと書いていた曲を集めています。家のピアノで「作っている」間中聴こえているので、日曜日にカテドラルのミサに出席したときには、私と娘はもう暗記できていたりしました。でも教会のみんなにとっては毎週のように新しい歌なので、覚えなければ歌えないわけで、会衆が歌うところのメロディーはほとんどの場合、すごく簡単になっています。そこに付く伴奏部分(オルガンパート)や、ソロのパートが複雑な作りになっています。

現在進行中のミサのプログラムはこちらで見られます(pdfなのでご注意)。

わーい!良かったねグザヴィエ!と喜んだのも束の間、

「楽譜を購入したい、という電話がきたけど、ぷちぷちの入った大きい頑丈な封筒ってどこで買うの??」
ばたばた郵便局に行ってしまった夫。

お店開いたのはいいけどうちは店員さんがいないからね。。。


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by momoyokokubu | 2011-12-02 22:30 | 鍵盤楽器