おるがにすと・クロニクル Chronicle of an Organist

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絵日記15&16日目 | the 15th & 16th day

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7月13日(水)
晴天。

朝6時半に早起きして、前日書いたプログラムノートの英語版を書く。
今回はチケットが全て前売りなので、お客様の「顔」がほとんど見えるため、ベルギー大使夫妻のみが外国の方ということで、仏語、蘭語は今回はパス。ぎりぎりになってしまってどうしようと思ったが、なんとか書いて提出。

昼から娘の願いを成就させるべく「銀座」へ。
これは彼女にとっては「ただの町の名前」ではない。
東京に住んでいた頃、わたしがイメージしていた「パリ」という言葉の響きに近いかもしれない。

暑い中また電車乗って行くのね〜と心の準備をしていたら、上の弟K君が
「仕事場近いから車で行ってあげよう」
と言う。
「って、どこに停めんの!」
と訊けば、まあパーキングはいろいろあるようだ。
4人で行った電車代と思えば駐車料金も同じようなものだ。ということで午後、出発。

初めタンクトップにショートパンツ姿で行こうとしていた娘に、

「銀座だよ。みんなおしゃれしていくんだから、そんな格好じゃ恥ずかしいかもしれないよ。」

というアドヴァイスをしたのは、なんと75歳の父。(そういうこと普通は興味ない人だと思っていたが)

娘にはそのままでも彼女なりに「カッコいい」スタイルだったのかもしれないけれど、「もっとシックな格好して行って欲しいなあ。」というおじいちゃんの声を聞き入れ、黒に水玉のミニワンピに着替えた。

実は帰国して数日後に、猫が彼女のビンテージ風コンヴァースのバスケットシューズに「テリトリーのしるし」をつけてしまい、片方だけ洗って玄関先に干してあったのを、「ぼろぼろでごみなんだろう」と思った「なにものかによって」、いつのまにか「処分されてしまっていた」という事件に於いて、「こういうわざとぼろっちく加工してある最近のスタイルというのは、ピカピカより格好いいという論理のもとに、高価なものである場合が多いらしいが、しかしよくわからん」という新旧の感覚のせめぎ合いが勃発していたので、ここで「銀座はシックなので気をつけるように」という目上からの注意を娘が受け入れて着替えたのはわたしからすれば面白いなあという感慨に尽きる。別にそんなおしゃれしなくてもいいっかあ。と生ぬるかった私は、じいちゃんと孫の味わい深いやり取りの前に、完全に他者となっていた。

なにはともあれ準備して出発、銀座6丁目(?)に駐車し、地図を調べて、角に立つ黒いビルを発見。「あっ!あったよ!」と私が騒ぎ、娘を見ると、完全に緊張して固まっている。ほかにもいろいろあるようだが、特に、夢にも見た「アバー・クロンビー・アンド・フィッチ」銀座支店がそこにそびえ立っていた。(ベルギーには無いのだ)

家を出る時に、「あの、バスケットシューズの件もあるからさ、おじいちゃんおばあちゃんからも出すから何か買ってあげてね。」と留守番の父に耳打ちされていた私。このお店は自分たちには高級過ぎるから、と普段娘には言っているのだけれど、ここまで来ちゃったら「ウインドーショッピング」だけで出て来られるか自信ないわ。と思いつつ中に入った。でもお高価なお洋服に出資するのはどうもなじめない。

うわさ通り、上半身「筋肉をまとっただけ」の男性と記念写真用ポラロイド係の女性が出迎えてくれる入り口のホールをツカツカと早足で横切る娘の姿は、幼い頃ディズニーランドに入ったとたん、どんどんどんどん前のめりに進んで行くので着いて行けないぐらいだった時のことを思い出させた。

しかし女性の服が8階から11階という構造になっているのを知らず、階段を登りつづけるも、あたりは真っ暗、音楽はがんがん、香水はぷんぷん、売り子さんたちはみんなディスコみたいに踊っている。これは一体どうやってお買い物をするのであろうか。

と、途方に暮れつつ、なんとか女性パーカー売り場を発見。
洋服屋というよりは美術館の照明なので、なにもかも幻想的に美しく見える。

カタログで前もって娘が見たいと思っていたパーカーが3枚あり、「見ると実際イメージが違うものだね」などといいながら試着させてもらったりしていると、入り口で見た気がするお姉さんが、暗闇から現れ、娘をスカウトしようと声をかけてきたので、全員びっくりして声を失った。

「お洋服も素敵で、お店のイメージにぴったりのお嬢さんです!」

とのことばは、自分に全く自信のない娘の思春期の人生に於いて、励ましに満ちたことばとしてこれからも心に刻み付けられてゆくことであろう。この事件のお陰で、おじいちゃんが「シックな格好をしていくように」と言ったアドバイスが貴重だったことが明らかになったので、「モード見解」に葛藤を来した、我が家のバッシュ事件はここに大団円を迎えたのであった。

年が全く足りないのでもちろんモデルさんにも売り子さんにもなれなかったのだが、このとき私がとっさに思ったのは「もしかしてこのパーカー、もらえるかも!」という全く自分中心の感慨だけであった。でもよく考えれば、娘はそういう仕事ができる性格ではないので、ただただ真っ赤になって泣きそうになっていた。なんといっても喋りたくても耳元で怒鳴らないと会話出来ないぐらいロックがかかっているので、そそくさと1枚選びお会計してもらい、逃げるようにして外に出た。

アバクロのショックから立ち直ろうと、木村屋のパーラーに入り、あんみつを食べる。抹茶あんみつは日本に永住したくなるおいしさだった。

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おなかが落ち着いて少したつと、夢のパーカーを「みなさんのありがたい寄付によって」手に入れた事や「素敵ですね!」と「素敵本家・アバクロの人」に言ってもらった事が娘の心にも充満して来たようで、るんるんx3状態になってきた。それを見届けた私は、「じゃあ次は私の行きたいとこ行くよお。」と、鳩居堂や山野楽器、そのた、ブティックを見て回った。一人るんるんわくわくの人がいるために、一行、幸せな気分になって何を見ても楽しかった。最後に下の弟が仕事を終えて合流、娘にスエードのバッグを買ってくれた。私は母とおそろいでそれぞれ「バッグ・イン・バッグ」を同じ店で買った。

今度は下の弟S君の運転でまた大騒ぎしながら帰った。

疲れて、ぽっくりという感じで、早寝してしまった。


7月14日(木)
猛暑と言って過言は無い。

昼から予約していたヘアー・カットに行く。
教会のお友達ということで、わたしは初対面だったけれど、リラックスできた。
それに木目のサロンが素敵。

Hair+Cafe縁
というサロンです。

ゆうじさんにカットとパーマをしてもらい、娘もカットをしてもらった。
髪がふわふわのさらさらになった。
そのあとおいしい冷たいお茶と柚子入りスコーンを脇のカフェで頂いた。
わたしは午後教会の電子オルガンで練習、娘も礼拝奉仕があるのでヴァイオリンの練習をして一日が過ぎた。


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着付け担当のゆかりさん。
教会の合唱練習で一緒に歌った時楽しかったね。
歌う声がお互いよく似ているのでびっくりしました。
話す声は随分違うのに。
また来年行きたいです。

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早めに就寝。
このところ毎晩冷房を微風にして寝ざるを得ない暑さ。







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by momoyokokubu | 2011-08-31 22:56 | 鍵盤楽器

絵日記13&14日目 | the 13th & 14th day

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7月11日(月)
37度になった。これは暑いです!

8時に起きて、10時から知り合いの作曲家斉木由美さんの家にお邪魔した。
新居がとっっっっても素敵。
わんちゃんも可愛かった。
バッハの作品の話をしたり音楽の仕事の話をして、ドライカレーをいただいた。
丸一日そこでお喋りしていたいぐらい楽しかった。

でも12時になったので、昨日買った日傘をさし、懐かしい中学や高校の間の通学路を通り、富士見台を谷保駅まで歩く。そっか。富士見台か。地元にも富士山が見える(又は見えた)場所があったんだなあ。つまり富士山にはここが見えるんだなあ。私の小さい頃から、見えていたんだな。と昨日から富士山ファンになった自分は、今まで思わなかったことを思うのであった。

登戸、相模大野、南林間、と、全く鉄道に関する勘が欠落している、先天的「鉄道ボケ」である自分には高度な乗り換えを慎重にクリアし、なんとか時間通りに待ち合わせできて、翠ヶ丘教会到着。

おお。長い間会っていなかったオルガニストの関本(もこちゃん!)さんの写真入りの、新しいオルガンのちらしを頂く。美しい現代建築の教会には、幼稚園の庭の方からもさんさんと陽が入り、オルガンがきらきら輝いていた。

予約制の午後を2時間取って、ふたりの方にレッスンする。
演奏するひとりひとりが全く違うものを提供してくれるレッスンは思いがけない方向に課題を見つけてゆく。

自分がバッハのトリオ・ソナタを録音したい、と思った時に、最初に考えたことは

「もう既に素晴らしい録音がたくさん世の中にはある。『またトリオ・ソナタか!それもxxの演奏という決定版が既にあるのに』とひとに思われることをしても、意味ないんじゃないか。」

その考えは基本的には今でも持っているけれど、でも自分が弾く時は自分にとっては初めての体験であり、ひとがやっているかどうかとはまた別の問題ではないか。という結論に至ったのだと思う。「意味」はなくても良い。じぶんが弾く必要がある、と自分が感じるなら。

レッスンをしていると、ひとりひとりが曲の中に生きて、呼吸して、「住んでいる」ということに驚く。私が想像もつかないような理由があって、または、無意識に、各人その曲とともに人生の一部を生きているのだ。

夕方国立に舞い戻り、教会で子供奏楽奉仕の練習に立ち会う。
チェロとヴァイオリンで、1時間みっちり練習。
朝会った作曲家Yさんが、急遽「やろう!」と言い出した私たちの声をとりまとめ、用意して下さったプログラムは、来週の聖日礼拝の始まる前に演奏することになっています。
若い子たちも音楽にひたむきになっているのが音を通して伝わってくる。
会衆の前で演奏したとき、それがもっと多くの人に伝わることが、貴重だと思う。
「もっと上手く弾ける人にやってもらえばいいのに、」ということではなくて。

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チェロのH君はピアノのコンクールがあるというので、「ダンス」の説明をしているところ。
作曲家の由美さんがH君の先生なので、3人で一生懸命フランス古典のダンスについて思いを馳せる。そんなひとときはいつまでも心に残る幸せな時間。




7月12日(火)
一日中家の中のクーラーの中に居た。
昨夜から、寝る前にお部屋を涼しくしてからでないと眠れないぐらい暑い。

週末に迫った2回の演奏会の、いろいろな段取りについて、チケットの売り上げ状況のことについて、最終プログラム案の提出、など、大事な雑用(?)、演奏会のなかでも一番煩雑な部分を一日考えて過ごした。

10時半起床、11時半就寝。


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by momoyokokubu | 2011-08-31 21:20 | 鍵盤楽器

絵日記11&12日目 | the 11th & 12th day

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7月9日(土)
快晴
9時半起床
2時間ぐらいかかって「収支」ノートをつけ、レシートを整理。
残り10日間の滞在予算を計算し直す。
昼、たこ焼きを食べた。
近所の店を散策した。
晩ご飯はベルギー風Hachis Parmentier。
猫のうち一匹が、そっと寄って行ったら、逃げずに触らせてくれた。
10日目で初めて。
もうひとりのねこはまだ逃げます。
ベルギーに電話。
0時就寝。
夜中なのに、本当にずっと暑い。。。

7月10日(日)
快晴
朝4時に暑くて起きた!
弱く冷房を入れて再び寝た。

8時に起床、9時出発。
10時半、河口湖着!
きょうは富士山家族旅行の日!!
(遠足だから早く目が覚めたのではないと思う…)

富士山先生が顔を見せてくれるかどうかはお天気次第なので、
それはチャンスがあれば、ということで、ほかに

ーラベンダーの咲いている公園を見たい。
ーロープウェイに乗りたい。
ーレストランに行って最後は締める(予約)。

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の3点のみを決定して、車で出かけましたが、富士山は高速の入り口からすでにちら、と姿を見せてくれた。それだけで盛り上がって、車の中で騒ぎながら、現地に到着すれば、信号機に富士山の形が付いているのに娘が気づき、富士山気分満点!

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八木崎公園に到着するころには、目がくらむほどの日照り。日傘を購入。ラベンダーの中を散策するも、強い香りに包まれて、入道雲を眺めていたらくらくらしてきた。

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天上山公園のロープウェイ乗り場に移動し、切符売り場で

「かちかち山と天上山は違う山なのですか?」

と訊いたらおばさんに露骨にいやな顔をされたので

「あ、行ってみればわかるんでしょうねえ〜」

と勘づいてそこから逃げたら、ロープウェイ乗り場の登った所に充分説明が書いてありました。
太宰治が、ここ、天上山を舞台に、昔話「かちかち山」を題材にした小説を書いたのだということでした。

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記念写真を撮った時に、富士山の一部を持って帰ろうとしているみたいな、富士山が少しだけ自分のものになったみたいな、富士山がすごく好きになってしまったような気分でした。

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下に降りてざるそばなどをみんなで食べた。そこにはうちわがたくさん置いてあった。
前だったらこんな暑い日には冷房がきつかっただろうと思う。
うちわをみんなで使いながらおそばを待っていると、本当に早く食べたい、おいしそう〜、という気分が盛り上がるのであった。(一体どういう関係があるんだ。でも無関係とは言えない)

昼食後はガラス工房に行き「びいどろ」のビーズのように穴の開いているものを買った。
どれがいいかな〜と探しているときあまりに色が綺麗で放心状態になりそうだった。
(という様子だったと家族に指摘された。)

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船津体内鍾乳洞という聞いた事も無かった呼称の場所に行き、中に入った。
土の上と土の中の様子の違いに驚く。こんなに「原始のまま」なんだ、と。
ひんやりとして「死の世界」のように静かだった。地面の中なのに天国のようでもあった。

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それから月江寺界隈を散策していたら陽が落ちてきた。
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早めの夕食を予約していたレストラン「ルッコラ」に行き、様々なおいしいものを食べた。
コックさんがひとりで全部作っていたのがすごい。

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この前菜の写真を見たら、ドレッシングの香りが一瞬した(気がした)。びっくり。

8時半に静岡を後にし、10時半に帰宅したあと、余り楽しかったので絵はがきを7枚書いた。
1時間ぐらいかかりました。

運転してくれたK君、帰りはきつかったね!どうもありがとう!

富士山さん(?)も最後まで姿を見せてくれてありがとう。

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by momoyokokubu | 2011-08-31 19:59 | 鍵盤楽器

ブリュッセル大聖堂コンサートのお知らせ | Concert at the Brussels Cathedral

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(ベルギー在住の方へのメッセージ)
既に本日になってしまいましたが、

8月23日(火)午後8時から
ブラッセルズ大聖堂でオルガンリサイタルのお知らせです。
入場料は12ユーロまたは8ユーロ(21歳以下、65歳以上、失業中の方)です。

「バッハとハ短調」CDと同じプログラム(70分ほどになります)で長いですが、オルガン台がとても高くてお客さんからは何も見えないので、下にビデオで演奏台を映しながら行います。
観ながら訊きたい方は、オルガンに向かって左側の、画面の設置してある方にお座り下さい。

「バッハとハ短調」CDのヨーロッパ・リリースも同時に行います。
演奏会後、会堂奥に飲み物を用意していますので、飲み物を頂きながら、ゆっくりお話しする機会が持てたら幸いです。

CDを録音した教会のオルガンより、更に大きなオルガンを擁するブラッセルズ大聖堂ですが(グレンジング製、2000年、63ストップ、4段鍵盤)、演奏する曲のレジストレーションと使用しているオルガンの部分(リュックポジティフ、など)を当日配布のプログラムに掲載してありますので、「もっと詳しく知りたいな」と思う方はどうぞご参照ください。

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上のちらしの印刷用のサイズはこのPDFファイルをクリックして下さい。ブラッセルズ大聖堂のこの夏全てのオルガンコンサートの情報が書いてあります。

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It's already TODAY, the Tuesday 23th August, at 8:00 p.m., the organ concert in the Brussels Cathedral.

I will play the same program as the CD, "Bach in c-moll", means 70 minutes of music.
It is long, but we will have a screen projection of the organ console which is far away from the audience.
If you are interested in watching how it "plays", you are invited to take place on the left hand side of the organ.

Also the CD "Bach in c-moll" will be released for the first time in Europe.

The Cathedral has even bigger organ (the Grenzing, 63stops and four keyboards) than the instrument used in the CD. I have put the indications of the registration details of the Grenzing organ in the program note of the day. If you wish to know more about the use of stops, please refer to it and watch the keyboard changes on screen.

After the concert, you are invited to come and have a drink behind the choir as well!

To print the Cathedral brochure, click this PDF file . It sites all the organ concerts of the Cathedral this summer.

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by momoyokokubu | 2011-08-23 07:54 | 鍵盤楽器

「バッハとハ短調」リリースのお知らせ

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「バッハとハ短調」のCDは、バッハのトリオソナタ第2番を軸にしてプログラミングし、ハ短調の世界を表現してみました。フランス、ストラスブルグの「神はわが盾」プロテスタント教会のトマ建造のオルガンでの録音です。その時の録音の顛末はブログでも4回にわたって書いてあります。


マーキュリー社より、今週から日本での販売が始まったので、是非聴いてみて下さいね。

国分桃代マイスペース・ミュージックのサイトにて、最初の一曲が試聴出来ます。

(ちなみにこの記事はおるがにすと・クロニクルの100番目の記事のようです。いつも読んで下さっている方、有難う!おかげさまで続いています!)




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by momoyokokubu | 2011-08-18 00:04 | 鍵盤楽器

絵日記9&10 日目| The 9th & 10th day

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7月7日(木)気温がどんどん上がっている。留保なしに暑い。亜熱帯みたい。

お昼まで寝た。
暑さで起きた。
午後練習。
夜ベルギーに電話。
早めに就寝。

7月8日(金)

朝3時半に地震で起きる。
みんな起きてきたけどすぐにおさまり、家も静かに。
でも6時ぐらいまで眠れなかった。
演奏会なので「寝なきゃ〜」と思うせいでよけい眠れないといいますか。

8時半に家を出て9時40分に祐天寺到着。
今、貧血治療中なのでずっとカフェインは摂らないようにしていたのですが、10時からの練習なのにまだ体が寝ている状態だったので、マクドナルドに入ってコーヒーを買い、上の階に上がって窓を見ながら飲んでいたら、隣の席にカバンが置いてある。

コーヒーは大きいカップを半分飲み終わったけれど、誰も取りに来ないので見てみたら
「ピアノレッスンバッグ」
と書いてあったので、子供の忘れ物だと気づいてお店に渡す。
(ピアノ、と書いてあったので、「私が面倒をみてあげましょう!」という気分になるというか、ここにもピアノを弾いてる子がいるんだな、とアットホームな気分になるというか)

さて2ヶ月振りのコーヒーで、体はしゃきーん!と復活できたらしく、聖ポール教会で11時半まで集中してウォームアップ。

そして教会の2階にある控え室に入ろうとしたら、階段の下で見知らぬ男性に声をかけられる。

顔は見知らぬが声は「すごく」良く知っている。
(そんなこと普通はありえない)
それでよく見たら顔ももちろん良く知っていた。
30年近く前に3年間毎日見ていた顔005.gif

同じクラスで同じ部活だった少年は、今、おっさんになっていました003.gif

でも演奏会の直前だったのでほとんど喋らずに控え室へ。

実は昨年秋に、突然彼の夢を見て、それも病気で苦しんでいる夢で、妙に気になっていたのです。
それを、何を思ったか、昨日、母に話していたばかり。
「M君、どうしてるかね。」と。

そして本人がいきなり「サラリーマン」の格好で、元気そうに、にこにこして現れたので、
「どうしてたの!」か、聞きたいし、なぜいきなりここの演奏会がわかったのか…

などという思いが渦巻きつつ、「まずは弾くのが難しいこのオルガンで演奏会。」
オルガンに座る瞬間まで気持ちは「あたふた」していましたが、

演奏会が始まると不思議な事に音楽がそこを支配してくれた053.gif
それも楽器が難しかったのが功を奏した気がします。
集中せざるを得ない。
何にしても幸せな気持ちで弾き終えることができた。


プログラムは、
(聖ポール教会オルガンランチタイムコンサート)

1/William Byrdウィリアム・バード(1543-1643)→イギリス
Fantaisiaファンタジア ロ短調 
2/Johann Sebastian Bachヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750)→ドイツ
Triosonate II in c-mollトリオソナタ第2番ハ短調BWV526
(Vivaceヴィヴァーチェ、Largoラルゴ、Allegroアレグロ)
3/Nicolas de Grignyニコラ・ド・グリニー(1672-1703)→フランス
Récit de tierce en tailleレシ・ド・ティエルス・オン・タイユ
(Extrait de la messe du Livre d'orgue: Gloriaオルガンミサ、グローリアより)
4/Abraham van den Kerkhovenアブラハム・ヴァン・デン・ケルクホーヴェン(1618-1701)→ベルギー
Praeludium前奏曲 ニ短調

の、30分でした。

終了後はお茶菓子が出て、聴きに来た方達が喋りかけて下さったり、オルガンを勉強している方達からの「フレージングについての質問」も出たりして、座ってゆっくりできた。そこでM君とも話し、実は最近結婚して、この教会のすぐそばに引っ越したのだということ、ある日気が向いて普段と違う道を通ったらこの教会を見つけ、そこにわたしの顔写真が張ってあってびっくり。という奇遇だったという事がわかった。

昼食は近くの有機野菜のレストランで、仲良しのオルガニストのNさんと、聖ポール教会オルガニストのSさんとうちの家族と一緒に食べ、Sさんともいろいろ話せたので楽しかった。

そのあと「敗者復活戦」で渋谷の東急ハンズになんとかたどり着き、ベルギーチャリティーマーケットに必要な品物を全て購入して(探していた物が全てあった。ハンズ偉い。)、万歩計をしていてもいつもはそこまでいかない父も1万歩以上歩いて、みんなくたくたになって帰宅してうち帰ってお寿司たべた。

それにしても。

ロマンスに彩られてないわたしの人生で、夫をのぞけば、唯一の「ボーイフレンドだった」M君が再び現れるとはね。小さな花束を持って、会社を抜け出して…「やるじゃん、日本の男もさ。」と思った私(偉そう)。

しかし、今日の演奏会はいつもよりもっといっぱい心臓を使った気がします。
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by momoyokokubu | 2011-08-17 20:05 | 鍵盤楽器

絵日記8日目 | the 8th day

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7月6日(水)快晴。

9時ごろ家を出て、渋谷から東急東横線で成城学園前まで行く。
そこからバスに乗るのだが、待っている間はもう、限りなく猛暑。
コンビニに入って冷たい物を飲みながらバスを待つ。

少し約束に遅れてしまったが、16日の2回のコンサートとチャリティー・マーケットを企画して下さっている、Yさんと久々に再会、東京松本記念音楽迎賓館を見せていただく。

いろいろ詳しいことを打ち合わせて、2時半からYさんが毎月第一水曜日の迎賓館開放日にボランティアで行っている「オルガン説明会」に参加。今日はその試演会の部分をわたしがさせてもらうのだ。説明の後2曲を弾いて、初めてここのオルガンを触る事ができたのでとても良かった。教会と違い、演奏会場がホールの場合、練習する日も予約して費用を納入する手続きが必要なので、このような機会があると本番練習がある来週以前に、楽器に触れる事が出来るので貴重でした。Yさんの説明も分かり易くて、オルガンをもっといろいろな人に知っていただくのに大切な活動だと思いました。

説明会に来られた方のひとりから、昔三越にあったオルガンの話を聞く。
「お昼ご飯の時間になると、行ってオルガンを聴いたもんだよ。」
そのような時代もあったのだ。オルガンをいろいろな人が聴くようになる、初めの時代のお話。

また、場所は50席の小さいホールですが、パイオニアの松本氏の作らせたというホールだけあって、音響がとても良くて心地の良い空間。

それからタクシーに乗って田園調布教会へ。カトリックの方に行こうとしたら、タクシーのナビはプロテスタントの方の同名の教会に行ってしまった。ちょうど工事中だったけれど随分大きい教会のようだった。道を下ったらすぐにまた教会が見えたので(ヨーロッパみたいですね)、そちらで降ろしてもらうと、ここもまたなんという偉容!大きな歴史の古い教会だった。

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ところが中に入ってビックリ。

まるでお風呂のような暑さ!

オルガニストのひとり、Aさんが、「練習し終わって、今着替えた所です」とおっしゃったので、

「ああ。冬の寒さに凍えながら練習するオルガンもあれば、夏の暑さに汗だくになるオルガンもあるのだ。」

と感慨に耽る。集合写真を撮る時に見たら、そこにあった温度計が37度半を指していた042.gifこれは暑い!!!

もともと開閉出来た教会の窓を、ある時期に「騒音のため」開けられないものに変えたとかで、こんな丘の上にあったらきっと風は通るに違いないのに、残念ではあります。でも窓を開ければ、確かにオルガンの音は外に聴こえるであろう…

それから3人で駅に向かい、わたしがPASMOで切符を買ってから、改札でPASMOをぴっ!とやったのを見て、Aさんが

「待って下さい!違います!!!今清算出来ますから!」

と言って下さり、実は、「切符を買った事を記憶したPASMOを改札でピッとやって通るのだ」と信じ込んでいたわたしは「間違っていた」ということが発覚。

今朝、「あれ?どうしてもうPASMO空っぽなんだろう?」と思ってチャージして、まだ気づいてない自分って…

先週からずっと、そうやって二度払いしながら電車に乗っていたのでした。それも娘の分も。ほんとうに信じられない。Aさん教えて下さって有り難うございました。

PASMOのカードは、「電車もバスも」のところが絵文字になっていて、ローマ字だけ読むと自分の名前みたい!と、ベルギーでも他人に見せていたぐらい気に入っていたのだが…。

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Wednesday the 6th July
Hot and Sunny

I left home at 9 and went to Shibuya, then into Toyoko-line and got "Den-en chohu mae".
I had to wait the bus but it was melting and boiling hot.
I went to the Konbini (Convenience-store) nearby to buy some cold drink and wait my bus there.

I arrived late but Mrs Y, who has been organising my concerts here, waited for me and we were happy to meet again!
The house of Matsumoto Memorial Guest House for Music lovers looked nice. She made me visit, then we discussed the details for the concerts and the charity market of the 16th.

At 2:30, there were organ visit and she was doing the explanation on the volunteer bases. They have the open day of the whole house each first wednesday of the month.

At the end of the explanation, it was me who could play the organ to demonstrate.
Not like in the churches, we have to reserve halls well in advance and make payments to hire for each rehearsals. Before my officially reserved rehearsals next week, I could already play today a little and get some idea of the acoustic, which is really excellent for a small hall. I felt lucky. It's Mr. Matsumoto, the founder of the Pioneer, and I see why the architecture of the hall is so well thought for the acoustic. And the organ explanation is a good activity to bring the organ closer to public.

I met a man who told me about the ancient organ of Mitsukoshi department store. Before, they had an organ there, and people could come and listen to it sometimes during lunchtime. Once there was such organ situation in Tokyo! That certainly made the organ to be know better, in its early days.

Then we took a taxi to visit the Den-en chohu chuch. It was the Catholic one that we wanted to go, but the navigation of the car brought us to the Protestant one. It was under restauration but it looked quite big as a church. When we went down the road we saw another church (it's like in Europe!) and we got off.

That church was, massive! The historical and great building stood on top of the hill.

Once inside, it felt like in the bath. What a heat!
One of the organist of the place, Miss A told us :

"I had finished practising so I just got changed my clothes."

There are organs where we practise frozen in winter; here are organs where they practise completely in sweat.

When we took the photos together, I noticed that temperature showed 37.50 degrees!!

We got off to the station together. As I went through the barrier with may Pasmo card having bought my ticket with it, Miss A shouted:

"Wait! Please! it's not that! You can still get refunded!"

She made me understand that I was wrong : I thought that I had to buy my ticket by Pasmo card and as the card register it, I could pass the barrier. But there was no need to buy ticket : Pasmo can let me enter and it culculates the price of my ride when I go through the barrier when I get off.

In fact, I have been paying twice, each time I took a train, since the last week. And for my daughter as well!

Thank you Miss A. You have eyes.
On the Pasmo card is indicated:

Good for the train, but also for the bus
(train mo bus mo)
and I can read a part of my name on it.
So I have even been showing that card to my Belgian friends, all happy....without knowing exactly how to use it.


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by momoyokokubu | 2011-08-13 05:54 | 鍵盤楽器

絵日記7日目 | the 7th day

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7月5日(火)晴れ

朝8時45分にKさんが車のナビをつけて迎えに来て下さり、西東京教会へ、涼しい車内でわいわいお喋りしながら余裕で到着。

Kさんは緊張しながら運転して下さっていたのですが「無事に着きましたね!初めて車で来たのでうまく着けて感動です!」とおっしゃりながらも心は今日レッスンで弾く「バビロンのほとりで」に向いているらしく教会堂に座って心を落ち着けていらっしゃる。

そのあいだわたしはちょこっとオルガンを触らせていただく。
昨日の楽器で弾く体の記憶になったままなので、それを解除するというか、ここの楽器に少し合わせる。こうして弾いていると身体というのはあちこちにネジがあってそれぞれの関節の回転具合を変えながら人間は動いているんだなあと感じる。

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今日は教会を貸していただいて、実は全員「個人レッスン」の日。
他の人のレッスンを聴きたい人は聴くという形だったのですが、朝10時から昼食をはさんで午後4時までみなさん残って「勉強」されていてすごいと思った。

レパートリーは、全員バッハ。

トッカータへ長調
バビロンのほとりで(コラール前奏曲)、+スカルラッティのソナタ
トッカータ、アダージョとフーガハ長調
トッカータトフーガニ短調(あの!)

このプログラムを見れば皆さんどれだけ「まじ」かがわかるという。
わたしもつい本気になって、写真を見ると、「自分が乗ってもいない車でも運転してるみたい」に見えます。レッスンというのは、生徒が弾いているオルガンで、先生も一緒に音楽を運転しようとしているようなところがあるのだと思いました。

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基本的に、みなさん一致して勉強したのは、「構築する」ということです。

音が落ちる時間、というものが、ミシンの針目のように、つぎつぎと明確にわかる演奏を基本にするとすれば、時間を取る(=より時間をかける)所は、全体のなかで、「何故そうしているのか」という意味が生まれます。

だから、意味なく時間の隙間を作らない。柱がちょっと曲がった家、壁に隙間のある家みたいな演奏は構築がよく見えない。それだと聴いていて一緒にドライブできない。聴く人がついてこられるように弾くのが演奏家の仕事の第1歩だからです。(と私は思う)

生徒さんもみんな頑張りを見せて良い時間を持つ事ができました。
良いレッスンではみんな「まじ」なのでもちろん「せめぎあい」がたくさん生まれます。
それでもこの短い1時間ごとの間にちゃんと成果が出るようにわたしは攻めたい。
このような大きな曲を弾く場合、誰でも「こうすることで最後まで弾ける」というふうに個人個人で「つじつま合わせ」をしているところがあります。それを、わざわざ「ほどいて」、言い替えればその人のやり方を少し「壊して」行くので、まず弾けなくなってしまいます。それから違うやり方で弾けるようにしていくので、少し「改築仕事」に似ています。でも、個人のテクニックを変える時間はないので、これから、一年間自分で練習して行く中で、「これが課題、こういう音を目指す」と振り返って思い出せるように、「あっ!それです、できたできた」ということが一瞬でもあれば良いな、と思います。

どの方も「ここが腑に落ちない」ということを意識していらっしゃったり、長いトッカータの最後が辛いとか集中力が落ちるとか、悩みを吐露して下さったので、細かいところの「改築工事」を通じて難所を突破して難所ではなくし、無駄な体力を使わないようにして、最後まで無事にエネルギーを配分するのだ、ということも勉強しました。これは弾くたびに毎回そういうふうに持って行かなければいけないので、大きい意味では「一日の最後まで元気に生活する」ということと同じ心がけであるともいえます。

毎週会っている生徒さんでも、こうした点における上達はゆっくりです。年に一度お会い出来るか出来ないかぐらいのこの生徒さんたちには、気長に頑張ってもらえたらと思います。

教会の近所を散歩する時間はなかったので、「写真レポート」係からの数枚を。

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松模様というのか、このコンクリ壁の埋め込み、本当に日本らしいです。
こういうものを普段見ていない目で見ると「日本って独特だなあ〜」と感動するものです。
あと、写真係の娘はこの郵便ポストが可愛くて好きらしい。

帰りも送っていただいて、本当に音楽にだけ集中出来たので、幸せで充実した一日でした。
「譜面などいろいろ荷物を運んで」「電車に乗ったりいろいろ乗り換えたり迷ったりしながら」オルガンのある場所にまず行ってから、「やっとオルガンと音楽をする」そしてまた帰って来る、ことの繰り返しの毎日であることを思うと、今日のように「送り迎え」付きでオルガンも予約してあって会場も冷房が効いていて…夢のように感じました。お昼ご飯の時間も含め、牧師さんご一家、生徒さんの皆さんも、心を尽くして下さったことを感謝します。


さて、夕食の後には、ベルギーマーケット・プロジェクトの更なる目玉、スペキュロースクッキーの試し焼き。
ベルギーのような「どす黒い(!?)」黒砂糖がないので、色と味はどうなるのか?!私はそれを早く知りたかった。沖縄の黒砂糖を買って来て、ベルギーから持って来たスペキュロース用スパイスを使って作りました。

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この時は夜でしたが、それでも「ん?種が柔らかいかも…」という、気温の差による「べたつき具合」に気付きました。これからこれは悩みの種になりそうですが、まずは、鉄板一枚分うまく焼け、味見もおいしくできました。ベルギーは7月でも18度ぐらいの気温の日も多いので、こちらは10度から20度も高い。クッキーを焼くにしても、話は全然違うんだなあ、と今さらながら実感しました。

もう眠くならないから時差ぼけは大丈夫。
そうなるのにきっかり一週間かかった。

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Tuesday the 5th July, Brilliant summer day

A friend of my childhood and today a church organinst, Mrs.K came to pick us up by car at 8:45. We left for the Nishi Tokyo church for a day of organ lessons. So comfortable to just sit in an air conditioned car, chat pleasantly, and find myself in front of the church on time!

Once arrived safely, Mrs.K sat in the calm church and started prepare her concentration.
I was warming up on the organ as my body was still used to the particular organ, that I practised yesterday. To get used to the organ, it is like a "rehabilitation" each time. I felt the "screws" in each part of my joints move and turn.

Today I was going to give private lesson of one hour to four students.
And they could stay and listen the others' lessons.
And all of them stayed the whole session from 10:00 to 4:00. Impressive!

Program was all Bach;

Am Wasserflüssen Babylon
Toccata in F-Dur
Toccata, Adagio und Fuga in C-Dur
Toccata und Fuge in d-moll

…and all big works!

They were "serious" organists trying to play serious organ works : it meant that I got really serious too. In the second photo, I look as if I am in a car driving. A teacher might be driving the "music" together with the student, who is sitting on the driving seat.

We worked mainly on the "construction" of its interpretation.

There is the way to play "regularly", where the notes to be played are expected to fall where it should be, in the image of the sawing machine. If there is a "taking of time", meaning delaying the fall of a note, it shows an intention of something, a meaning.

So we should not take time meanlessly.
A performance (or interpretaion) "irregular" without meaning, is similar to a house with a wound pole or window which is not straight : the structure is not clear. The audience will not understand what is happening if such irregularity occurs without reason. Then they can't follow the "speech", or the "drive".

The first step of a good performance is, to let the audience come with it, to be "followable".
In my opinion, anyway.

As we were serious, in another word "professional" in our attitude, there were conflicts.
Quite sure enough, to perform a big work, we make some "inconvinient" parts negociated in our ways. There were things which had been "sorted out" in their ways, but not in the best ways. I wished, even if I had only one hour with each of them, to get those problems sorted.

Or to let them realise - or, let them accept that it was not ideal.

So I had to break some of what they do and rework the part in a new way.
It's a kind of "restauration".

Of course, I would not have time to change their entire technique.
But if I could let them feel something of a tilt, I believe the grip to have touched what really works is going to help them go further.

Each of them also "confessed" their difficulties to reach the end or worris about particular bars preventing them to keep the concentration. We tried to "reserve" our energy for the moments which really need the big concentration, rather than spending too much energy in the place where it does not require. That is something we have to do each time we play! Renewing each time the habit. But it can be said that it is the same thing in the daily life. We must dure till the end of the day, that is, for every day and for whole year!

But even for my students in Belgium, whom I see every week, the progress on this subject is always gradual.
Never possible to change that attitude in short time.
So I wished them good patience, and told them to aime the change in long term.

The four photos in the middle are the snaps of the environment of the church.
Our journalist - photographer took a little walk during the lesson as I would not have time to go with her. The blok wall with pin shapes, for examle, is so Japanese. A pure beauty! And my daughter, who is the journalist of course, loved the shape of the post box.

I found the day "dream-like" as I could only concentrate to the music and nothing else.
They were very good at organisation, including the lunch time. My day is normally much more labour-like, starting the day by trying to arrive in the church by trains or bus or whatever, carrying heavy musics, etc. Today I was brought there and drove home, with no effort!

After supper, we tried to bake some speculoos.
As there is no same dark sugar here as in Belgium, I just had to know what it gives with the lighter coloured one.

Using Okinawa sugar and the Belgian spices that I brought, we bakes the first lot, with acceptable result. I found them tasty. But the temperature was going to be the unkown element : the doght stuck too easily to the wooden form! I had never that problem in Belgium. If it is now about 18 degrees in Brussels, here in Tokyo records up to 38 degrees … 10 to 20 degrees of differences, can give all the difference in the biscuits' future beauty!

I had no problem of sleepiness.
A week since I am here, and I am tokiote finally.




























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by momoyokokubu | 2011-08-09 20:57 | 鍵盤楽器

絵日記6日目 | the 6th day

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7月4日(月)晴れ。晴れ。晴れ。3回言いたくなるぐらいよく晴れていて、「本当に」暑くなって来た。

月曜日といえば、普通は自分の教会でランチタイムコンサートがあるので、日曜日の夜良く寝て、翌朝ぱっと起きたら
「昼のコンサートだから…」
という前提でいろいろ考える癖がついているのですが、きょう目覚めると
「あっ!きょうは『よその教会』のランチタイムコンサートのリハーサルなんだな!」
と心が軽かった。責任を感じないというと極端ですが、
「教会で聴いている人たちの荷物が盗まれたりしないように」
とか
「外で楽器を弾いている人たちがいたら少し離れた所に移動してもらえるかきいてみないと」
とか
「工事中だったら演奏会の間45分間を食事にあててもらえないか午前中のうちに談判!」
とか、自分の教会のコンサートがある時は、頭の中は「気をつける事項、チェック機能」がオンになっているものです。

しかし今日は渋谷から東急東横線に乗って祐天寺の、聖公会聖ポール教会で練習。

生まれて初めて、日本人オルガン製作家の楽器を触りました。
日本のオルガン建造の草分け、現在は工房は閉鎖されていますが、「辻オルガン工房」によるオルガンです。

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駅から教会堂までの道は、初めて来たのに「思い出の道」のような懐かしい雰囲気があり、堂内は周囲の緑が透明の窓ガラスをグリーンのステンドグラスにしていました。
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このオルガンは、風圧と、タッチと、音色のバランスを「合わせる」のが本当に難しい繊細な楽器でした。扇風機に涼ませてもらいながら2時間練習しましたが、トリオソナタ2番を弾きながら「ここで弾くのには最もチャレンジ精神が必要な作品」を選んでしまったのかもしれないと思い知りました。けれども、今回の旅はこのトリオソナタをちゃんと弾いてくるという大きな目標があったので、これも何かの縁である、と密かに「真っ向から対決」しました。

一緒に着いて来て、写真を撮ったり本を読んだりしていた娘が、練習が終わってモーターを切った私に
「悪戦苦闘だね。これは。」
と言ったので、
「あ、わかった?」
と答えながら「金曜日の本番はお客さんにはそうわからないように弾かなければ…」
と内心焦った。

すっかりおなかがすいたけれどもう4時近いので、まだランチをやっていそうな渋谷まで出ると、東急プラザの9階に上がり、冷や麺の見本がおいしそうにショウウィンドウに出ているお店に入る。おなかが減っていると渋谷の街を知らないのにすぐに美味しそうなものが見つかるものだなあと感心しながらつるつる食べる。

ところがそのあとまったく土地勘がないため、適当に入った店はどこも
「大セール!大セール中ですぅぅぅぅ!」
「どうぞごらんくださあい。おやすくなってますうう」
と、高倍音のみを強調するように調教されたのではないかと思われるような女の子たちの声が、呼び込み合戦をしている。「ここでひとりだけ超低音のビロードのような声の子がいたらその店入るんだけど」などとわけのわからないことを思うばかりでお買い物をする雰囲気ではない。

ほとんど逃げるようにあっちこっち行ってみるのですが、見たいようなお店は見つけられず、
「東急ハンズってどこかなあ…」
「『オルガン』っていう名前の革カバン工房近かったよね…」
とうろつき、さっきの祐天寺のたたずまいに戻りたくなる。

ちゃんと地図を持ってくれば良かった。と言いながら冷たいコーヒーを飲んで、結局なんにもショッピングしてないのにぐたぐたに疲労して中央線に乗ればそれはまあラッシュアワーになりましょう。「わたしのバカ!なんでこんな時間に帰る事にしてるわけ…」娘は乗った電車のドア横のすきまに「ここ座っていい?」とか言うし「おねえさんそれだけはよしてくださいよここはとうきょうなのよ〜」とわたしも泣きそうになりながらぎゅうぎゅう詰めの中なんとかありついたつり革にぶら下がるというかしがみつく(ホラ混んでるときしかつかまらないような高過ぎるつり革ありますよね…)。

また国立に車で来てくれた母に「お母様ありがとうございますうう」と救いの神のように感謝した。
夜、寝る前に思ったのは「練習2時間」だけの一日の割に、丸一日山登りしたぐらい足が筋肉痛になった。ということです。


Monday the 4th July
very Sunny and getting really hot.

Getting up on Monday morning means "OK, get ready for the lunch time concert" to me normally. But today it was for "another lunch time concert", for which I was going to go and practise. So much less responsibility, no need to worry about noises or thieves in the church during the concert etc...

Light hearted, I took Chuo-line and Toyoko-line to get to the Yutenji station with my daughter who wanted to come and see Shibuya.

The streets near the church of St Paul's welcomed us with the warmth of déjà-vu. The church is surrounded by trees which made the stained glass effect through large transparent windows.

It was my first time to play the Japanese organ, build by the Tsuji organ builders.
Very sensitive to get the wind pressure, the touch and the sound balanced, I spend two hours trying to get the grip of what I want to do on this difficult organ. Having put the second trio sonate of Bach in the program started to appear as a super challenge. It was one of my main aimes, in any case, to play that sonate decently in Japan...

When I was turning off the organ, my daughter who was taking photos and reading books, just said
"Seems a struggle, this organ?"
I answered her,
"Oh do you hear that?"
thinking: my God, they should not hear that, on Friday.

It was already four o'clock, and we went straight to Shibuya in search for a place which serves late lunch. Directly up on the 9th floor of Tokyu Plaza, we found a restaurant with cool noodle displays in front of it. Without knowing where to eat, the emply stomach seemed to have read us to what it fancied.

Once stomachs filled, we lost all our sense of direction and we were perpetually in the flow of fimale voices with high harmonics which could not be natural but specially trained for the purpose : Summer sale! Good buy! Come and look!!!!

If only one lower harmonic voice with velvet like timbre called "Come!"..., I could have gone to see the shop..., I imagined, running away from shop to shop.

"Where is Tokyu Hands?"
"And the leather bag shop called Organ, that could not be far...,"
No way to find a shop interesting to shop without a map, we took an iced coffee and returned to take a train back home.

The rush hour being started, we were in the middle of another flow of people of course.
I hated myself to have organised just to be exactly on this time of the day to take a train.
My daughter asked me if she could sit down there, pointing the small space next to the train door, and I had to beg her not to do that, "Remember, you are in Tokyo!". I was just hanging onto my last hope, the strap too high on mormal times but saves lives when you are packed between people of divers hight.

My mother who came to pick us up again at the Kunitachi station looked to us like a saviour.
My legs ached when I went to bed, as if I had done a whole day of mountain walk, although all what I did was two hours of rehearsal.





















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by momoyokokubu | 2011-08-09 01:08 | 鍵盤楽器

絵日記5日目 | the 5th day


7月3日(日)晴れ Sunday the third July : Fine

8時半まで一息に眠れました。やった!ついに第2ステップ克服!
(また逆戻りする事もあるのだけれど、一応)
教会へ行くと涼しくしてあって快適でした。
母教会での久しぶりの聖餐式でとても嬉しかったです。
昼ご飯を皆で食べるのも楽しみな教会053.gif
メニューはまあぼ豆腐!そのあと聖歌隊練習。4声で歌う。
終わったあと、老人ホームに入っている99歳の教会員の方を車で送った弟が、木材などを売っているDIYのお店に連れて行ってくれて、必要な物をいろいろ購入した後、初めて行く弟夫婦の家にお邪魔。
そこで弟のお嫁さんが絵描きさんなのでチャリティーマーケット用に頂いて来たベルギー人画家の大きな油絵作品のキャンバスを木枠に張るという仕事をしてもらったのです。

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Slept until 8:30 non-stop!! The second step achieved. (The jet-lug can come back though…)
The church was air-conditioned and very comfortable. The eucharisty and I was glad to share the bread in my home church. Meal together and a choir rehearsal in four voices.
My brother drove a 99 year old woman to her home by car and brought me to a DIY shop.
He bought all waht we need to make the wooden structure for the painting that I brought from Belgium for the Charity Market.

わたしも手伝ったのは、いろいろ量る事や、やすりがけ、ネジ締めといったことだけですが上手にしてくれる人がいるために大変さよりも楽しさが先立った体験でした。

I have done nothing apart from little things but it was a fascinating experience!

はじめはこの状態で絵は巻いてあります。このキャンバスはちなみに作品を描いたヤン・ゴリスさんの手作りだそうです。

The painting is rolled up in the beginning. The canvas was made also by Jan Goris, the painter.
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木材を正しい長さに切って、部品もそろえた。
Cut woods and prepared the parts.
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お行儀悪いですがこれはただやすりをかけているだけです。摩擦でやけどしないように気をつけながら。家でペンキを塗る前などには、やすり係を受け持つのが好きなのだ。
I love sanding.
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枠を四隅から留めて行きます。
Putting four corners together.
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こうして枠が完成!という写真が欲しい所だが何故か無い。
いや、撮影係だった娘が眠りこんでしまったからだった…。
No photo of the finished wooden frame, as the photographer has fallen asleep(my daughter).
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絵がベルギーで既に展覧会に出されていたため、その時の木枠のあとがくっきりついているキャンバスに、きっちりあわせて木枠を留めるのが、おおしごと。脚立に乗って絵を立てて合わせた後、四隅に借り釘を打ち、そのあとおもむろになぞの「キャンバス張りばさみ」を出して釘を打つ、弟のお嫁さん、Mさん。丁寧に、確実な彼女の手つきを観ている私は時々釘を選り分けたり写真を撮ったり頑張れ〜とエールを送ったり(実際は心の中だけです。なんとなく神聖な空気が流れているため、うるさくしないように。しっ、しっ…)。
The difficult task to exactly place the wood to the camvas which has the old marks of the structure from its Belgian expo. The wife of my brother, Mrs.M is a painter herself, and she had such a stable way of controlling the details in her hands. Great to watch, and I was giving Gambare calls in my heart, as the ambiance was rather "sacred" during this work.
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そして完成!夜の9時に。3時間近くかかった。
S君、Mさん、ほんとうにどうも有り難う!
すっごいチームワーク、感動しました。
ヤン・ゴリスさんの「イエスのたとえ話」連作より、『からし種のたとえ・ちいさなからし種でさえ、鳥たちが止まるような大きな木に育つ。』
Finished, al last, and it was already 9:00.
Thank you!!!!
An impressive team work.
"The mastard seed will grow till the birds would come to sit on" from Paraboles of Jesus, by Yan Goris.
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まあぼ豆腐ははるかかなたに過ぎ去っていたので、終わったら車に乗って「ガスト」へ直行。
いろいろ好きなものを付け加えてメニューに出来る楽しい夕食でした。みんなでたらふく食べた。それもごちそうしてくれた弟君。うるる007.gif(うれし涙)
We went direct to the restaurant "Gast".
We ate a lot of all we wanted.
My brother invited us. Merci merci...

これで一気にベルギーチャルティーマーケットに向ける第3ステップを登った気分でした。
いやいや懸念の仕事が帰国5日目に終わったから心強い。
その興奮が覚めやらずだったのか、日記帳によると「就寝2時」。

It made me feel the big third step was achieved to the Charity Market.
Only on the 5th day, we got this big job done: it lightened my heart a lot!
With the excitment or not, it was 2:00 am when I went to bed, according to my personal diary.

















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by momoyokokubu | 2011-08-05 06:34 | 鍵盤楽器