おるがにすと・クロニクル Chronicle of an Organist

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カテゴリ:Musicians( 6 )

同志 | Comrade

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先週の木曜日に3年振りに友人と会った。

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場所は昼過ぎのカフェ。
人通りの多いポルト・ド・ナミュールの小さいオーガニック・カフェには、2階に本棚のあるすみっこの席があり、そこが好きなので座って待っていた。

(その棚には「勝手に読んで持って帰ってもいいですよ…要らない本でみんなに読んでもらいたい物がある人はこの棚に勝手に置くように」と注意書きがある)

でも友人はバレリーナで、やわらかすぎる椅子や低過ぎるテーブルがダメということで、窓際のテーブルにつく。

ベルギーで同じ歳の友人はほとんどいないので、同年生まれの彼女と3年振りということはお互いに

「しわが増えたじゃん!」

みたいな…

しかしいろいろある人生の中で

「なんだかんだいって、自分で独立してやっていかないと。こつこつ自分で企画して来た事が実りつつあるから、雇われの仕事はきれいになくなっていく。」

みたいなことが共通でした。

しかし彼女の細い肩にいろいろな重圧がのしかかっているんだろうな〜

彼女の壊れやすそうな感じは以前のままで、ぜんぜんおばさんっぽく図太くなっていなかった。2時間だけ話したので深い深い話にはなりませんでしたが

同志

のような気が勝手にしていて

「生存を確認した!」

という感じでハグして別れました

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ここでちょっとだけ彼女のことを紹介…
ヤラ・キュペール
(↑クリックするとヤラのサイトの、踊っている頁に飛びます)

ヤラは本番を踊る時はたいていライブの音楽でやります。

練習用に録音をしたら、そのCDで彼女が振り付けをし、何度かその録音をつかってスタジオ練習をして、本番当日はそのテンポで(リタルダンドとかアッチェレランドも)その録音の通りに弾いて合わせます。(それは案外難しい。同じ自分の演奏なんだけど…)

この動画の中で、カテドラルで踊っている2曲は、グレンジンクの4段鍵盤オルガンでデュルフレを一緒に演った時のもの。スケルツォとか、ダンスの音楽みたいだからやりましょうよ〜と言って私が誘った。アドベントの第4日曜日でした。弾く時はビデオでちらちら見るだけだったので、実際の踊りをちゃんと観たのは今回ヤラのサイトが出来ていることを教えてもらって初めてでした。弾いてると鑑賞はできない。しかしあっという間に疎遠になってしまうものだ。そのあとでフルヴァージョンの録画ももらいました。

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I met my friend last Thursday, in a nice little organic café in Porte de Namur.
I have my favarite place next to the book shelves.
A small notice says " Read what you please. Take it home. Bring books you need no more but wish to share with others"

My friend is a balerine and she prefers the solid seat, so we went to sit at the table near the window with a view.

She is of my age, and here I have few friends born in the same year.
It was already about three years since we have met the last time: "Hey look at our wrincles!" sould have been our first impressions!!!

We both had the same feeling that what we do with our own motivation and our own organisation bare more fruits than the emplayed jobs.

She looked fragile although she has loads of forces.
Now her shoulders are carrying more and more responsibilities...

In any case she looked far from getting old and bold in the insensitive manner as some of the forties become.

Having spoken for two hours about all and nothing, I gave her a big hug, thinking

"Good, she is surviving..."

as I feel she is a kind of "Comrad" for me.

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Her performance can be seen by clicking the site below:
Yara Küpper

She dances more often with musicians playing in live than with a recorded source.
The dancing scenes in the Brussels Cathedral were extracts of our collaboration for the fourth Advent Sunday, years ago. I recorded two Duruflé pieces and she choreographed; we worked in the studio first and I had to play exactly like in the recording on the performance day! Not that easy. I am glad to see her dance closely at last, thanks to her website that I ignored it existed. During I was playing I had a video screen but of course I did not really have time to watch her dance!









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by momoyokokubu | 2011-02-24 18:20 | Musicians

東京カルテット | Tokyo Quartet

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土曜日の夜8時から、弦楽の演奏会を聴きに行く。

あこがれます016.gif

「それならチケット予約して、行けばいいじゃん」

と心の中で声はすれど、土曜日の午後はミサがふたつあるので、そのあと

「次の日のミサの準備とか、次の次の日のランディドルグコンサートとかの練習したい」

と思ったりしたらどうする?13歳の娘を置いて行けないし…など、なかなか実現出来ない土曜日の夜のお出かけ。

クリスマスも迫った12月11日は違いました。

東京カルテットのチケットをいただいたのです036.gif
それも、チェロのクライヴ・グリーンスミス氏は、大学時代の親友・つーちゃんの旦那さんなので、うちにお泊まりすることに。東京カルテットが使用している、ストラディヴァリウスの「パガニーニカルテット」の飴色のチェロが、我が家の部屋の中にあるってなんかすごい。

http://www.tokyoquartet.com/artist.php?view=inst

演奏会も、ハナちゃんのおとうさんが弾くんだから聴きたい、と娘も言い、とうとう念願かなって楽しい土曜日の夜のお出かけが実現010.gif

プログラムは前半がシューベルトの四重奏第九番D87とサミュエル・バーバーの四重奏第一番。

シューベルトでコンサートを始めるのはきっと音楽的には簡単ではないと思うのですが、暖炉の火にあたらせてもらっているようなほかほかした音がのっけからじわーっと来て、本当に「いらっしゃいませ〜」ともてなしてもらっているような気分。

対照的に、バーバーの四重奏は最初の音から不協和音の激しいリズムで、

「うっわあああああ!」

と身をおこし、娘も体中で聴いている。
良いなあ、若い人たちもわたしたちもすっごく楽しかった。
激しく発展して行く音楽な割に、終わる時は「Aにもどりました、それでは!」という感じであっというまに終わりました。

休憩の間、「目をつぶっていれば良いホールなんだけどね〜」と、ブリュッセル音楽院のコンサートホールのあまりの老朽に泣く。わたしたち夫婦ともここの卒業生007.gifカヴァイエ・コルのオルガンも悲惨な状態。(帰るとき、入り口ホールに巨大な修復費用の募金箱があった)

そして後半は。

生で見るザビーネ・マイヤー様!

思わず「様」と書いてしまう、すごい存在感。

曲はモーツァルトのクラリネット五重奏K581。

前から2列目に座っていたので、全ての弦がザビーネ様のクラリネットの閃光のひらめきを一瞬たりとも見逃すまいと「従って行く」のが感じられるようでした。すごい、ジェントルメンの皆様、ブラヴォー。

娘は緩楽章でヴィオラ以外の弦がミュートをつけたので、「え、本番でもつかっちゃうんだ!?」とビックリして見ていました。音が全然変わるし、伴奏の音色が違うとクラリネットの音色も違って聴こえます。

ちなみにヴァイオリン弾きの娘はミュート大ファン。つけて弾くと、低い弦がチェロになったみたい016.gifなんだそうです。横っちょで聴いているわたしたちにはそれはよくわからないなあ015.gif。本番でミュートを使っているのを初めて聴いて、喜んでいました043.gif

演奏後、控え室に行って、ザビーネ様のサインをもらってにこにこしていた夫は、オルガンを始める前クラリネットを吹いていた人。「パパすごく嬉しそうだね。」と観察する娘。

お出かけ+大好きな弦のコンサートが聴けた私も、
バーバーの音楽に出会ってファンになり、ミュートを聴けた娘も、
大スターにサインをもらって彼女の楽器のお話しを聞けた夫も、

とっても幸せなコンサートでした。

クライヴと帰って来て、遅くからうちで祝杯をあげ、赤ワインとフォアグラなどを食べ、積もり積もる話をし、夜中にニューヨークのつーちゃんと3年振りぐらいに電話で話し、朝1時頃やっとおひらきになりました。

ツアー中のクライヴはしゃべりながら寝不足の目をこすっていましたが(ゴメン)、わたしたちは何も弾いてないので(!楽やな)最後まで元気いっぱいの楽しいゆうべでした001.gif


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Going out Saturday evening to listen to a nice string ensemble...a dream.

Why not, try and get some tickets and do it?!
Easy to say, not easy to do.
Week-end with all what I and my husband must do, and to leave a daughter of thirteen years old alone at home?

But this Saturday 11th of December, we finaly made it016.gif

Three tickets for the Tokyo Quartet were awaing us at the concert hall and we had the cellist staying with us, who is the husband of my old flat mate Tsu-chan. So his cello was staying with us too, and it was impressive to think that the Stradivarius Paganini set cello, with its caramel briliant gleam was there...

http://www.tokyoquartet.com/artist.php?view=inst

Our daughter was ready to come with us for Clive is also the Papa of Hana-chan she knows.

The first part of the program was the forth Quartet of Shubert D87 and Samuel Barber's first Quartet.

Although I wondered that the Shubert might not be easy to open the concert with, their first chord welcomed us like a warm flame of a fire place.

Barber was very much in contrast, starting with the big dissonances in rapid beats.
That made a 'Waw!' and we enjoyed, including our daughter loving it and listening hard.
After a grand and dramatic developpement, the A came back and it ended quite suddenly.

During the pauze, we looked around the great hall of the Brussels Royal Conservatory.
'Listening to the music with eyes closed, this is an amazing hall...'
The state of the interior is deplorable, not mentionning the state of the Cavaille-Coll organ....
We are both graduate of here... (we saw the huge collecting box at the entrance hall for the donation to restore it)

The second part was the Clarinet Quintet K581 of Mozart with THE Sabine Meyer.

She captivates.
And the string gentlemen just wouldn't let a slightest of her spark of an expression unaccompagnied.
Bravo, it was really 'ensemble', we could witness their subtle interpretation from the second row.

The calm movement was accompagnied by muted strings (except viola), which surprised our daughter. She loves practising her violin with the mute, for her it makes the bottom string sound like a cello. Of which, I am not sure but anyway. For her it does...
It was her first time to listening to the 'sordino' in concert.

After the concert, the kind Madame Meyer gave her signature on the program of my husband, who used to play the clarinet, before he started the organ.
'He looks really content,' observes our daughter.

The going out+ a great strings concert, made me happy.
Discovering the Barber and the mute in concert, made our daugther happy.
Getting an autograph and talking to the great clarinettist about her instrument made my husband happy.

We got home and started our late feast with glasses of red wine and the foie gras.
We talked all and nothing to catch up the few years news. I could even speak to my friend, Tsu-chan on the phone. Until one o'clock in the morning...

Clive, tired from all the travelling of thier tour had sleepy eyes at the end. But we enjoyed a lot, good to be just audiences of the great evening.








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by momoyokokubu | 2010-12-15 05:14 | Musicians

友人 | A friend

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ベルギー人で今の夏パリに引っ越した友人、ジャン・ルック・テラン君がこの月曜日のコンサート、「Lundi d'Orgue、ランディ・ドルグ」を弾くので、我が家に一泊しました。

ベルギーに住んでいる時はわざわざ泊まったりすることはないので、喋るのにも限度があるけれど、泊まるとなると練習のあと、夜中まで、朝ご飯でも、コンサートのあとも、といっぱい喋れる。

フランスや、パリの、オルガンの修復の話が一番多い話題ですが、お酒を飲んだりしているうちに、オルガニストとオルガンビルダーの個人的な話、それも結構ややこしい話が多くなります。

同じ話でも違う人から人から聞くと違った側面が理解出来たりするものです。。。と言うと「そうかな」というようなものですが、極端な場合、同じ話が違う話に見えて来るぐらい、話の内容が食い違っていたりして、「う〜ん、ほんとうはどういうことなんだろう」と心の中で思っていると、

「それとは違うヴァージョン聞いたぜ!」

と心の中にとどめないのが夫。

うわさ話、と言ってしまえばそれまでですが、インターネットで見つからないいろんな情報、やっぱり口だといろいろ伝えられるから面白い。

週末、

ノルウェーの森、上下巻
国境の南、xxの西(忘れた)
スプートニクの恋人

の「不思議な生き物が出て来ないほう」の4冊のハルキ小説を読んだのは、落ち込んでいたから。
本当はこの4冊は「何度も読みたくならない本」の本棚の列の中に入っているのですが、金魚がいなくなったあとで読んでみたら随分読み心地が違ったのです。

さらに、ジャン・ルックと四方山話をしたら、「そして最後に主人公が普通の社会にもどっていく」というような気分になりました。

背は夫ぐらいあるのに、手はわたしよりちょっと大きいぐらいのジャン・ルック。
鍵盤に手が低空飛行する、わたしと似ている奏法なので、「手が小さいからかな」と思ったら、ベルギーで、子供のときついていたピアノの先生が日本人女性だったそうです。

きょうのコンサートはリストのピアノ曲「水上を歩くパオラの聖フランチェスコ」(*)のオルガン編曲(ルイ・ロビヤール私家版?!)シューマンのエスキス、フィリップ・ヴォルフラム(19世紀のドイツの作曲家)のソナタでした。メニューに例えたらステーキのようだった。

オルガンでヴァイオリンみたいに自由自在に音楽を弾くリヨンのルイ・ロビヤール先生のもと弟子で、その道で頑張っているな、と励みになりました。最近ロビヤール先生のプライヴェートレッスン、行ってないな。また行きたいな。バッハの録音終わったらほったらかしになっている「アド・ノス」見てもらいにいこうかな。冬の宿題にしようかな。

拍手もとても大きくて、よい演奏会でした。

(*)オケ曲ではなくてピアノ曲でした。また題名も訂正します。
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A belgean organist and friend, Jean-Luc Thellin came to play the concert of Lundi d'Orgue.
He moved to Paris this year and he stayed at home one night.
We exchange the news... all and nothing, about organs of France, and organists and organ builders!

I was re-reading three novels of Haruki Murakami this week-end.
Those three novels that normally I don't re-read.
Because they are a kind of 'realist novels' of him, not like Dansex3 which I re-read often, where there is a sheep man.

It felt different because I was feeling lost since we lost this little gold fish.
Then we spoke a lot with Jean-Luc, and I was brought back to the reality world.
Good to see a friend!

The concert was good, with a Liszt 'St Francesco of Paul walking on the water' arranged for organ by Louis Robilliard, Shumann's exquisses, and a movement of the Sonate of Wolfrum (a German Romantic composer). Quite a steak, as a program!

It made me re-hoping to re-start a lesson with Monsieur Robilliard and re-working the 'Ad nos' that I left it inachieved. After the CD Bach in c-dur that I am working on? A good winter homework.

Thank you for the nice concert Jean-Luc!

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by momoyokokubu | 2010-10-25 23:02 | Musicians

日曜の音楽友達 | Musical friend for Sunday

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日曜日は朝10時15分に教会合唱の練習。
ミサが11時から。
お昼は娘とハンバーガー(無農薬食材ハンバーガーがQuickに登場したんです!)。
そして練習。
ソプラノのエリザベス・グータルスが2時半に来てリハーサル。
5時すぎに終わって日曜日に開いている(珍しい)「フィリグラン本屋」に行く。
7時に帰宅してご飯を準備し、8時に食べたら少し休憩して電子オルガンで練習。

この日曜日は、一緒に行動していた娘のリクエストに答えた行動が、わたしがしたい行動にサンドイッチされた一日でした。

ミサで弾くのは楽しいし、大オルガンで練習するのもまた楽しい。
娘がたまにページめくったり写真を撮ったりしてくれるのもいつもとちがってなんとなくさびしくないし…
でも、気が合う友達と弾くのはなにしろ、ものすごく楽しい!

でもこのエリザベスとはプライベートで友達というわけではありません。
音楽を一緒にやる時とても気が合うので、少しずつ仲良くなっていきました。
そして練習が終わったあと、なんかやたらに幸せになってしまうのでした045.gif

プライベートで仲良くて(お茶したり…子供の話したり…)一緒に弾いたらぜんぜん気が合わず、友情がさめていまい、縁遠くなった悲しい体験も逆にありますが…007.gif

「友情と仕事を一緒にしてはいかん」

そう肝に銘じても、音楽は仕事だけの気分でできないことも多い(合唱の伴奏とかは案外とクールにできるのものですが)。

もともと知ってはいましたがそんなに親しくなかった彼女と初めてメンデルスゾーンのリサイタルをやって、「気が合う人と弾くと幸せだなあ〜」と心底感謝の気持ちでいっぱいです。

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今日月曜日のコンサートも「自分たちは」とても楽しめましたが、さて録音を聴いたら…どう思う事やら。こういう時はちょっと録音を聴くのをあとまわしにします…折角きょうは幸せなんだからあ…

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Rehearsal with the singers for the service - Mass at 11:00 - hamberger lunch with my daugther - practising - rehearsal with the soprano, Elisabeth Goethals till 5:00 pm - going to the (rare Sunday opening) bookshop Filigranes - supper - practice on the electric organ at home

Nice to have passed time with my daughter who stayed with me taking photos or turning pages, nice to play a service, or practising on the big organ... but the best thing this Sunday was the music making with a friend!

It was my first time to play with her the Mendelssohn recital.
And I was so happy to do music with her : we get on well musically045.gif

Today was the concert and I am NOT listening to the recording immediately ... keep my happiness... yes I can face the reality a bit later 044.gif
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by momoyokokubu | 2010-10-12 01:27 | Musicians

新しいオルガンスカラー | Our new organ scholar

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8年前から、ブリュッセルのフィニステール教会の月曜日ランチタイムコンサートには「オルガン奨学生」が1年契約で助っ人に来てくれます。

その夏にオルガンの演奏ディプロマを取得した若い人が、年に3回リサイタルをするのですが、どちらかというと「オルガンの調律の手伝い」やら「人手が足りないときのアシスタント」もやってもらい、勉強の延長のような感じで、自分の目標を設定したら自由なプログラムを弾いてもらいます。

一年に50回のコンサートを企画しなければいけないので、主催者としてもひとりそういう人がいるととても助かります。

毎年、6月にベルギーの音楽大学を卒業した人たちの中から、次の10月−4月のお勤めをするスカラーをこちらで選ばせてもらっているのですが、今年は日本人の女の子に決まりました!

名前は樋笠理絵子(ひがさりえこ)さん。
大阪音大の出身、ベルギーでも二つの音大で勉強した方です。

以前にも、試験前後の学生さんシリーズの時に来て弾いてくれましたが、きょうはオルガン奨学生としてのデビューコンサートでした053.gif
とっても良かったです!

これからも1月と4月に2回リサイタルをしてもらいます。
よろしく!051.gif
一緒に良い演奏、良いコンサートを目指して頑張りましょう!!060.gif



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New organ scholar for our Monday's Organ Concert has been decided.
Her name is Rieko Higasa, and she is a Japanese!

We choose the organ scholar from the young organists graduated from one of the Royal Conservatory of Belgium the previous summer.

It was her debut recital today, and it was great!

We wish her a good luck!!

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by momoyokokubu | 2010-10-05 06:31 | Musicians

音楽とカップル | Music and Couple

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彼女は音楽の関係で、彼はショービジネス関係。

どちらも芸術系だから、恋に落ちる時は

「わたしたち似た者同士」

という感じで、見ていても仲良しアツアツのカップルだったのが、

実際に同じ屋根の下で生活してみたら

彼の友人たちは夜11時過ぎた頃から集まって来て、タバコもくもく状態で音楽がんがんの中、何時間も過ごす。出掛けたら何日ももどらない。

彼女の日常は毎日練習は欠かせないし、「ちょうど彼がのんびりしたい時間」に、ピアノの生徒がピンポ〜ン!と来たりして、つぎつぎにレッスン、ピアノのBGMが午後中続く。

それぞれのコンサート、ショウのために生きる日々は時間的すれ違いのほかに、片方が盛り上がっていく週に片方はクールダウンの週だったりして気持ちが寄り添わない。

いくつかのアパートからなっている大きな家を購入して、自分たちはその中の一階に住み、貸しているアパートから入る家賃で家のローンを支払っている以上、1階はピアノの部屋、4階は麻雀&喫煙室。などと言う風にも今は出来ない。

「若いうちは我慢して、ローン払い終わったら住み心地良く改装しようね053.gif」と始めは話していたけど、若いうちに既にいろいろ我慢出来なくなって、けんかして、結局元も子もなくなってしまいそうだ…



「やっぱり音楽家同士でなくっちゃ一緒に生活出来ないのかしら」
と悲しむ彼女を見て

「音楽と彼とどっちが大切なんだろう?」
と質問したら、

「あなたんとこはいいけどさあ〜その質問には答えられないよ〜」
と彼女。

自分のところはたしかに音楽家同士のカップルだけれど、この質問を鼻の先に突きつけられることはよくあるのです。



いろいろ難題の出て来るのが「基本的生活スタイルの違うふたりで生活しようとする」せいだと思うのか、
いろいろ難題が出て来るのが生活ならば、「違うスタイル、違う判断力、違う見方を持ったふたりだから解決法もたくさん思いつくはず」と考えるか。

そのとき

彼女は
「あんたはあたしと違うから大事。すごい。素敵。」
と腹をくくって言えるか (いろいろあるけど、そこをぐっとこらえて)
彼は
「一日君だけのための日を作る。」
と365日あるうちの1日ぐらい「やらなきゃいけないもろもろのこと」より相手を優先してみせる(もう落としちゃった相手のことは優先にする必要はないんだけれども、初心に帰って)彼女のことを恋いこがれて何を捨てても手に入れたかった日のように振る舞えるか。



現実の甘やかな演劇061.gif



なのかもしれないけれど

ひとは「行動」によってしかものがたりを作れない、つまり一緒にやらないことには信頼を築けない。


「今日の予定」に自分たち自身こそが主人公である「ドラマの時間」を入れる余地がなければ

「衝突」「すれちがい」「おおげんか」

などのドラマが結局のところ必然的に入り込んでくる。

また、けんかすら自分の予定に入れたくない人たちもいて、3年我慢したけどもうできないから、と印籠を渡す人のように「すべては自分ひとりで演じました」というようなドラマもある。




「音楽と夫とどっちが好きか?」

そんなこと、答えられるわけがない。

だけど、あえて、
「あなたが一番大事。」
と決意出来なかったら、不安な愛の中、音楽も絶対しぼんで行く。

逆に、音楽家が音楽をしていることじたいがその人の人格の一部である以上、「音楽を大事にするのはやめてくれ。」と言うことは、その結果彼は彼女の一部をも失うということだ。

「音楽」を別のいろいろなものに置き換えて考えたら、

ひとというのはいろいろな要素が複雑に絡み合って出来上がっているので、「ここんとこだけ取って捨てて下さい」という風にいかないものだということがわかる。

良いとこだけ好きになったけでもないでしょ?
うんうんそうだよね。

最後には、「音楽ちょっと置いといて、彼が幸せに感じられる生活について考えてみる」
と言った彼女。



きょう6ヶ月振りにすれ違ったら、ふたりはそっくりな笑顔で手を振っていた。

一緒の舞台にちゃんと上ったんだ、とわかる顔をしていた。
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きょうの格言:"Il ne faut pas jeter le bébé avec l'eau de baignoir" (赤ちゃんにお湯を使わせたあと)「湯船のお湯と一緒に赤ちゃんも捨てないようにしよう」(謎の仏語格言、意味深なことこの上ない。)

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She is a musician. He is a comedian.

They were so in love when they met, they felt that they lived in the same world.

And the life has taught them, for her to stand the smoke and loud music when his mates come around after 11 p.m., for him the end of the practising the piano meant the beginning of piano lessons all afternoon.

-It's not going to work, she said.
-Do you love him more or do you love music more? I ask.
-Oh I can't answer. You are lucky, you are musicians couple.

I agree, it is, definitely impossible to answer this question. But our case is not easier.

We are all SO different.

But to play the same play, we must allow a good deal of rhetoric.
It's not showing off, but simply be clear about believing that he is the BEST THING IN THE LIFE.

If I can't be in good term with him … I am down, and my music will suffer.
If I have to give up my music for him … a part of my personality is cut off, he will lose a part of who he loves.

-We don't love only what is GOOD in our men, I said.
-Of course not, she said.

When we left each other, she said that she might try to imagine the life he can feel he is loved.


Today for the first time since six months, they were there, I saw them, cheering to me waving hands.
With their big same smile in their faces … I felt that they must have decided to share the scene, to be in the same spot light of their play045.gif



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by momoyokokubu | 2010-10-04 06:05 | Musicians