おるがにすと・クロニクル Chronicle of an Organist

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カテゴリ:鍵盤楽器( 105 )

4/15の武蔵野演奏会

2013年4月15日(月)に企画公演した、「ニ短調をめぐるオルガン・デュオ・リサイタル」の写真も、少しですが出てきました。

この演奏会は、ブログ上で

4/15コンサート予習編その1

4/15コンサート予習編その2

4/15コンサート予習編その3

4/15コンサート予習編その4

4/15コンサート予習編その5



と、5回の「予習編」を書きました。

「予習」というかたちで予告を行ったのは、「おるがにすとクロニクル」でも初めてのことでしたが、オルガンの曲は知らないな〜でも行ってみたい、とFBで言ってくれた中学の同級生が、「予習しなきゃね」とコメントを結んでいたことから、思いつきました。


中学の同級生→予習、というところが、それなりに納得?!


とにかく、友達や知り合いからこうしていろいろアイディアをもらえるのは楽しいことです。


というわけで、予習編で当日の演奏の音楽のことはいろいろ書いてしまったので、ここではあらためて語る事はほとんどなく、無事に、つつがなく、楽しい演奏会になったことを記しておきます。


今回マネジメントをお願いした

マーキュリーさん

には、CDの販売でもお世話になっており、指定席方式という大変なお願いをしたにもかかわらず、本当に的確に素晴らしいお仕事をしていただいて、安心して演奏会に臨むことができました。

舞台からのお客様の眺めも、本当に理想的で、夫と共に、気持ちよく演奏させていただくことができました。

オルガン普及の会、ブルーベルの森主催のYさんにも、ちらし配りから打ち上げのことまで、さまざまな細かい事でサポートしていただき、前回の松本記念館での「震災チャリティー・ベルギー・マーケット付き」コンサートにひきつづき本当にお世話になりました。オルガンをよく知っていらっしゃって、オルガンの交友関係のある方が現地でお手伝いして下さるということは私たちにとってかけがえのない事であり、当日の演奏がその延長線上でどのように実を結ぶのかという最後の点まで、ちゃんと聴いて、見ていてもらえる、という信頼感は本当に大きいものがあります。


写真アルバム。


武蔵野市民文化会館での、練習の日。

早めに日にちを取って、オルガンのストップを決めに行きます。
そのあと当日までに譜面にストップ変更をきれいに書き込む作業がなかなか膨大なので、数日から1週間前にやっておきます。それ以上前にすると、体がオルガンの感触を忘れてしまうので、ちょうど良い練習日の確保・予約が演奏会の成功のためには何より大事です。

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小さすぎもなく、大きすぎもない、ほんとうに素敵なホールです。
木の色も落ち着いていて、パイプがきらきらとしていて…。


(練習日だったのでピアノが置いてありましたが、こうしてみるとコンサート・フル・グランドのピアノって、大きいですねえ〜いつか武蔵野でピアノのコンサートも聴いてみたい。)


1984年にできたマルクセン社製のオルガン、3段鍵盤のどの鍵盤でどの音を使おうかな…と試演中。(すみません名前を間違えていました。訂正しました)
何人でも、どこの国でも、オルガンはオルガン、同じように弾く事が出来るのですから、私たちは説明も通訳も必要なくて、本当に楽な職業です。

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練習のあとは

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Yさんとさらに細かく打ち合わせをしつつ、打ち上げのお店でお昼をいただいてみました。
うん、おいしい!当日楽しみ!

(仲良し写真になっていますが、仕事上では「体育会系」なコンビです)






さて、当日は演奏会場に入る前に、会場近くで、最終確認をしました。
販売を手伝ってくれた母とマーキュリーのMさん。


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Yさんと私はかなり切羽詰まった顔になっています(練習日と比べると…)が、
「あとは忘れ物をしなければ大丈夫!」
と、私のいつものマントラを唱えて、会場へ。






本番はあっという間でした。

Yさんとのトークもありました。

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ロビーではCDの販売とサインやお客様との歓談をして、後片付け。
なつかしい人たちにも会えました。











函館市場三鷹店のお座敷で打ち上げ。



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おいしくたのしい時間があっという間でした。


次の日の便でベルギーに帰って来てしまったので、余韻にひたる時間がなかったのが、残念でしたが、この武蔵野の演奏会は、皆さんのお陰でいろいろな面で「成功」することができたと思います。今7ヶ月後に、改めて資料や写真を見ながら余韻にひたりました!


というわけで、またトリオソナタの企画など、頑張って続けて行きたいと考えていますので、これからもよろしくお願いします!!このおるがにすとクロニクルも、3年間エキサイトブログさんにお世話になり、簡単に写真をたくさんアップできる気軽さのお陰で、公私にわたっていろいろなことを書き連ねる事が出来ました。この記事にて一旦「おるクロ」は終了させていただくことにします。


ずっと読んで下さった皆様どうもありがとうございました!


新しく書き始めたMomoyo's Organ Journalでも、オルガンのこと、旅行のこと、ベルギーのことをつづけて書いていきたいと思っていますので、そちらでこれからもどうぞよろしくお願いします。



最後に。ここでの予習編におつきあい下さり、
演奏会の日には会社やご家族の都合をやりくりして出席してくださった方々。


本当にありがとうございました!

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by momoyokokubu | 2013-11-27 18:36 | 鍵盤楽器

仙台&石巻訪問記

4/13石巻遊楽館昼コンサートでお知らせしたとおり、春の帰国のふたつめのコンサートは東北に行ってきました!!

朝9時出発の国立駅から、JR中央線→JR武蔵野線→JR京浜東北線→やまびこ55号→JR東北本線
と乗り換えて、無事に時間通り昼過ぎに前谷地駅に到着。


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私「間違えずに乗り換え出来た。私すごい」
夫「本当にすべて、どこでも、時間通りに発着するんだね。日本すごい」

うむうむとそれぞれ感心しつつ、外に出てみると、遊楽館のIさんが車で迎えに来て下さっていました。午前中遊楽館に電話したら、館長さんにIさんは風邪で午前中お休みと聞いていたので、わたしの最初の一声は

「大丈夫なのですか〜!」

すると、「今日を楽しみにしていましたから、大丈夫です、来ました」

とおっしゃって、私たちは既に感動。

遊楽館に着き、入ってみると…

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オルガンはひろびろした遊楽館の「コンコース」の中心部に、据えてありました。


まわりは一面ガラス張りになっていて、事務所にあたる部分も、透き通って中が全部見えます。


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事務所のうしろは「会議室」だと聞いて、思わず

「オルガンの練習中とか会議の声が聞こえなくなりませんか?」

と訊くと、Iさんは

「オルガンの練習中は会議はやりません。練習が優先です。」

とおっしゃったので、私は耳を疑いました…


「信じられない!」


遊楽館には大ホールや図書館、スイミングプールなどがあるそうで、午後の3時頃になると、通り過ぎる子供たちのかわいい声も聞こえてきました。オルガンの音を市民のみなさんは普通に聴きながら、遊楽館を利用しているんだなあ、とわかりました。

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夫は「早春賦」のテーマに合わせて即興するので、ストップを試したり、私もソロの曲を練習したあと、夫と一緒に弾く連弾の音決めと練習。

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練習のあと外に出ると、200軒の仮設住宅が目に飛び込んできました。

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ここ遊楽館は、津波のあと医療の必要な方の避難所として用いられ、全国のニュースで映像が流れた場所です。現在は通常の業務が行われています、とIさんはおっしゃったけれど、実際の文化予算はゼロに近いと聞いています。そんな中、オルガンのお昼の演奏会が復活した第1号を弾かせていただくのです。もとはといえば、パリからの義援金を東北のオルガニスト(1)に書いたようにオルガニストの後藤香織さんにお渡ししたことが縁で、ここに呼んでいただいたのですが、当日彼女はいらっしゃらないので、ここでひとこと、

「応援してますよ〜!!!これからも頑張って下さいね〜!!!」


さて練習のあと、またIさんにこんどは前谷地より仙台寄りの駅まで送っていただき、そこから電車で仙台へ。

ふたりとも急激におなかがすいてしまったので、昨年仙台に来たことがあった私は(そのときのことは東北のオルガニスト(2)東北のオルガニスト(3)に書きました)夫に「大きい駅ビルの中に入って、何か食べようよ!」と提案。


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夜景の美しい韓国のカフェで、おやつに「ちぢみ」を食べました(仙台名物ではないか…)。


そのあと高校時代の友人が駅に迎えに来てくれて、ひさびさの再会!

彼女は結婚して仙台でピアノの先生をしています。でも、高校時代は陸上部だったのです。考えたら、今回、陸上部つながり、多い。

でも当時から彼女は音楽が好きで、お母様もピアノの先生で、「ももちゃんプロコフィエフ聴きなよ。いいよ。」と教えてくれたのでした。プロコのピアノ協奏曲3番は、あのころからまだずっと聴いています。本当に、そのころのままの彼女と、その家族と、たのしいたのしい夕餉をいただきました。旦那様は国語の先生で、博学で熱血漢な方!子供たちふたりも賢くて可愛い。なんだか、友人Mちゃんが4人になった!みたいな幸せを感じて、不思議な時間でした。お刺身、天ぷら、茶碗蒸し、牛タン…「大ごちそう」でした。震災の話をしたあと、遅くまで音楽の話が尽きませんでした。

明くる日、Mちゃん一家と2台の車で石巻まで行き、演奏会にも出席してくれたので、私たちはもう電車の時間などを心配する事なく、まるで「遠足」のようにわくわくと楽しい時間を過ごしました。

わくわくといえば、演奏会でみなさんに差し上げたくて何枚かのCDなどのおみやげを持って行ったのですが、実際欲しい人が多かったらどうするのだ?という点をあまりよく考えていませんでした。

すると、なんとIさんが、

「んー、じゃあ、じゃんけん大会にしましょう。」

と、ごく普通に言ったので、

「じゃんけんですか!おとなもやりますかね?」

と答えてしまった私!

やりますかねどころではない、演奏会後には、みなさん腕まくりして、じゃんけん大会に!
Iさんの仕切りで、おみやげは全て受け取っていただけたのでした!

思いつきもしませんでした、じゃんけん。
面白いなあ!

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演奏会とじゃんけん大会が無事に終了し、具合が悪いのに2日間すっかりお世話になったIさんと名残惜しくお別れしたあと、夫のわがままで、Mちゃん一家と共に勝浦オルガン工房にお邪魔しました。勝浦さんは遊楽館のオルガンを作られたご本人なのです。


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修復中のストリートオルガンの説明をしていただき、Mちゃんの息子さんも弾いてみる。
「リズムを一定にするのが難しいですね!」

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勝浦ご夫妻、どうもありがとうございました!アポイントもなくおしかけてすみませんでした!素敵なオルガンを弾かせていただいて嬉しかったです。これからも応援しています!




そのあと昼食を食べに、松島へ連れていってもらいました。海が間近に迫り、迫力満点の景勝の地でした。海を見ているとどうしても津波を思い出してしまいます。こんな海の真横に暮らしがあるのだ…。


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田里津庵ではひつまぶし御膳をいただきました。

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その日の日記には
「あなごごはん、あなごとたけのことふきのとうの天ぷら、まながつおの焼き物、たけのことうるいの木の芽和え、たけのこ醤油焼き、自家製豆腐、果物ゼリー」
とわざわざ書き写してあるところをみると、よほど美味しかったのでしょう(美味でした)!!


Mちゃん家族にも本当にお世話になりました!
また、きっと会いましょうね!
また、東北に必ず行きます。


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素晴らしい17回目の結婚記念日でした。


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結婚記念日とご存知だったのかどうか、Iさんはこんなお土産もそっと手渡してくださったのでした。大切にベルギーに持って帰りました。

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by momoyokokubu | 2013-11-22 06:37 | 鍵盤楽器

宝塚ベガホールでの演奏会

2013年4月7日(月)の宝塚ベガホールでの演奏会の写真日記です。
(9ヶ月もたってしまいましたが、失くなっていた写真が全て出て来たので、書きます!)


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このブログ記事でもご紹介した通り、この演奏会は、なんと高校時代の陸上部の先輩で、現在神戸で経理労務事務所をなさっている今中様のイニシアチブでお話があり、サロン・ド・サーシャン様の主催で実現したものです。

演奏会前日に宝塚に到着。ベルギーから来た娘と夫も一緒です。3人で、当日練習を終えたあと、控え室で記念写真を撮りました。

3人で一緒に演奏旅行をするのはあとにも先にも初めてなので(最初で最後!?)、思わず撮ってしまったのだなあ〜と、今見ると思うのですが…


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弾く前から、こんなに嬉しそうなのは
一体何故!?!?



その謎は、弾く前から、演奏会の雰囲気が素晴らしかったことと無関係ではないでしょう。


雰囲気が素晴らしい、


ということは、演奏会の内容をも左右してしまうものです。


準備のお手伝いをしてくださる方々が大勢集まり、皆さんが今中様の周りで一緒に何かをすることをまず楽しんでいる雰囲気が充満していました。


高校時代の今中(旧姓林)先輩は、当時から「一緒にいたくなるオーラ」を発している方でした。
常に全力投球、という態度の中、まったくそういう言葉が想像させる固さは持っていらっしゃらず、しなやかでにこやかなのに「芯がびしっと」決まっているという人柄でした。

まず、演奏会2日後に今中先輩が書かれたブログ記事を、先輩の許可を得て、転載させていただきます。


**********

9/4/13
オルガン・デュオ・リサイタル♪

集客できるだろうか、席が空いていて桃代さんをがっかりさせまいか、、、、という心配も、お客様・税理士、労務士仲間・先輩・友人の皆様の心強い応援のお陰と奏者の実力をもって日増しに申込みが増えました。
 事前に事務所のコピー機であり余るほど刷ったはずのプログラム冊子を、週末と当日と2度にわたって増刷し、結果それもあと数冊を残すのみとなり、会場の座席も後方で補助椅子を借りるという嬉しい悲鳴にかわりつつ迎えた開演でした。
 
 桃代さん、グザヴィエさんの優しさと強さが伝わってくる、荘厳で、雄大なパイプオルガン生演奏の音色。あ~なんて幸せっ、、、と浸りたかったところですが、裏方や対談の準備で本番は殆ど舞台裏とロビーで過ごしました。
息子も裏方で、オルガン横の扉を裏から開け閉めする役割を友人と一緒に頑張ってくれました。
 でもお二人の演奏の迫力は伝わってきました。
 どの曲も素晴らしかったのですが、特に桃代さんの「トッカータとフーガ二短調」、グザヴィエさんの「幻想曲ト短調」お二人の連弾「アレグロ」は鳥肌が立ち涙が出ました。

 そして対談では、桃代さんが堂々と受け止めてくれ、陸上競技で培った呼吸の感覚がオルガン演奏に役立つことなどなど、しっとりお話しいただけ、そして、私も笑いがとれた!(^^)!ので良かったと思います。

 午前中には娘の入学式もあり、無我夢中の1日が過ぎ、変わって今日は早朝から出張して戻ってきたところで、感動に浸っています。
 桃代さん、グザヴィエさん、素人運営にも寛容に応えて下さり、そして当日は素敵な演奏をありがとうございました。
 そしてずっと前向きに運営に関わって下さった主催者の方、得意の笑顔とお金勘定(笑)でサポートして下さった事務所スタッフ、当日所要で来れなかった方々もふくめ、応援いただきました皆様、本当にありがとうございました。この地で数多くの素敵なご縁に恵まれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

来週は武蔵野リサイタルですね!感動の嵐ですよ~公演に行かれる皆様お楽しみに!


************


28年振りにお会いして、急展開で演奏会にこぎつけるまでいろいろのメール交換がありあしたが、その中で、一度たりとも「ん十年のブランク」を感じなかったことは、高校時代に一緒に過ごした時間の濃さをも物語っているのかと思いますが、何しろ今中先輩の「在り方」に私は感銘を受けたと言っても過言ではありません。演奏会をさせていただいて本当に幸いでした。こちらは同じく今中先輩のその後のブログ記事です。こちらも転載させていただきました。


************


12/4/13
オルガンコンサートの集客を通じて♪

 集客の難しいオルガンコンサートで、どうやって300人を超える方に来場いただけたのか?ひけつを伺いたいです。。と、東京のオルガン支援者の方からお世辞まじりのメッセージをいただきました。「あれ?オルガンの集客は難しいもの?」と咄嗟に思いました。

 今回私にとっては、平日で、始業式等の前夜に開催という日程(そこしか空いていなかった)と、大阪や神戸から少し離れた宝塚という立地条件は、確かに相当な逆境でした。仕事で多忙な仲間や友人は開演に間に合わないし、小さなお子さんのいるママ友たちには夜は難しい。本当は行きたいけれど、、、と残念がって下さった方も多かったです。

 でも今回の集客活動を通じて実感したことがあります。
 一つは、この阪神地域にはオルガン好き、オルガンやキリスト教を身近に感じている人が思いの外多かったということです。
 阪神間には、関西学院、神戸女学院、神戸海星女学院、松陰女子などなどキリスト教系で講堂にパイプオルガンがある様な学校も多く、この学校関係の方々にお声がけすると「娘が学校で讃美歌のときオルガンを弾いている」とか「オルガンの生演奏大好き」とか「オルガン習いたかったのよ」という声がどんどん出てきて、そのような方がまた何人ものご友人を誘って下さいました。隣の奥さんが7人、その隣のマンションのママ友が10人、、、、みんな凄いです。
 左側の写真は(注:ここに娘さんの中学校のオルガンの写真がもともと載せてありました)娘が入学した学校のパイプオルガンですが、実は写真とは逆側に更に大きなパイプオルガンもあり、学生は毎朝オルガンの音に合わせて讃美歌を歌い、親が参加する説明会や式典も、オルガンの演奏で始まり演奏で終わり。。。こうしてオルガンを身近に過ごしてこられた方には、ベルギーで活躍中のオルガニストご夫妻の演奏会情報は特別な魅力をもって感じられたのかもしれません。
 
 それからもう一つは、困っている友人や後輩を救わなくては~と協力してくれるお世話好きの素敵な方が本当に沢山いらっしゃるということです。
 無謀にもコンサートの集客をするには頼りない私に、参加できなかった方々からも沢山の励ましをいただきました。自分は遠いところに住んでいるからと、宝塚近辺にお住まいの方に何人もお声掛けいただいた方もいらっしゃいました。沢山の浪花節にも助けていただきました!ウォールのフレンドの皆様にも沢山お世話になりました。ありがとうございましたm(__)m。皆様の温かな心に深く感謝しています。

 その点で一番驚いたのは、今回の収益を寄付する国連WAFUNIFの会場募金箱が、ご来場の方々からいただく千円札でいっぱいになり入りきらない程になって、募金箱を手に持ったWAFUNIF大使の方が直接手でいただく程になったということ。前代未聞の状況だったそうです。ご来場の皆様がいかに慈愛の心をもっていらっしゃったか~本当に素晴らしいです。

 そして何より幸せなことは、ご来場いただいた方々が揃って桃代さん・グザヴィエさんの温かみある人柄に、その一流の演奏に感動されていて、お帰りの際とても素敵な笑顔になっていたこと。

 個人的にはやはり、充実感と表裏一体で反省や自責すべき点も同量にあるのですが、それでも、この素敵な地域で、素敵な方々とのご縁に恵まれ、新たな絆を実感し、ともに素敵な時間を過ごすことができ、あ~やっぱり幸せです!沢山のパワーをいただきました。
 このパワーをこの地域の皆様の発展に役立てるよう、本来業務を通じて頑張ろうと思います (^○^)/

 13日の被災地石巻でのボランティア演奏会、15日の武蔵野リサイタルのご成功もお祈りしています!


************



このような文章を、終了後に書いて下さる方がいるということじたい、なんという幸いでしょうか!

演奏会がどのような方の尽力でなぜ盛況に終える事が出来たのか、学ぶ事は本当に多いのですが、書いて下さったのでより深くその体験を玩味することができます。

みなさんのお陰です、という文体になっている部分も、私から見れば、やはり中心となって尽力してくだった先輩の人柄が一番大きいと思うのでした。

たったひとりの人がこんなにたくさんの人を動かし、心をひとつにする時間を共有できる。

音楽のコンサートでは、演奏家のカリスマで、そうしたことが起こりうるのですが、この演奏会は、今中先輩のカリスマ072.gifのお陰でした!


さて、私個人的に、感動したのは、関西在住の友人、親戚が、わざわざ観に来てくれた事です。そして「ん十年振り」に再会が相次ぎました。

高校時代一緒に走っていたHちゃん。娘さんと一緒に神戸から!
同じく高校で一緒だったMちゃん、熊本から駆けつけてくれました!!
東京の武蔵野での演奏会は行けないから、と、都内から新幹線に乗って来てくれたIちゃんも!
私の大阪のおばたちも、聴きに来てくれました。
そしてわたしのいとこ、成人した息子さんと娘ちゃんと一緒に…このあいだ会ったときは、娘とブランコ遊びをしたのでした!
さらに、もっとびっくりしたのは、関東在住の中学の同級生のK君が、仕事で大阪出張のあとわざわざ足を伸ばしてくれて、あまりに懐かしの再会をできたことです。
ほかにも友人の友人など、全員当日本当にお会い出来たのが夢のような方たちがみんなそこに来て下さったのでした。



この演奏会から9ヶ月の時間が経った今、振り返って思うのは、


何故、今年こうしていろいろな再会をできたのか


ということです。ちゃんとみんなに会っておきたい、という願望が、むくむく湧いて来る年代に私たちも入りつつあるのです。


子供たちも少し大きくなって。
仕事の上でも少し都合をつけられるようになって…

理由はただひとつ、


ちゃんと生身で会っておきたい…


この気持ちは一体どこから出てくるのでしょうか。


今まで30年会っていなかったというような場合?


今までにも、毎年、「会いたいな〜」と思いながら、その思いに自分も気づいていなかったのを、急に、「会いたいよ!今会っておきたいよ!」と、表面化するというようなことなのでしょうか。


娘と夫は、私の昔の友人を見て、自分たちの友人のことを日本から、想ったようです。
演奏会のお陰で随分幸せな体験をしているんだなあ、と思ったみたいです。

帰りの電車でまだ楽しんでいる母と夫と娘。


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その向かいで私はIちゃんとお喋りがつきない。


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45歳になれて(年とって)良かったなあ、と、思った日でもあったのでした。


↓神戸のカリスマ、今中先輩と。一年前の夏、「何かしたいですね」とお話したとき。

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(先輩、本当にお世話になりました!)



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by momoyokokubu | 2013-11-19 09:47 | 鍵盤楽器

都内での演奏会・お知らせ

8月末にこのブログを書き終えたいと思いつつ、自分のエラーで日本での写真を喪失してしまったため、「写真絵日記が書けない!」状態になって少し模索してしまいました。

結局フェイスブックにアップしてもらったり、自分でも掲げた写真を集めれば何とかなるということがわかったので、10月中旬にまた日本に帰る頃までに4月の写真絵日記を書きます!

4月にお世話になった方々や、再会出来て嬉しかった方々との記念に、自分としてはどうしても書いておきたいのです!

そのときの写真、撮ったのがあるよ〜というこころあたりのある方がいらっしゃったら、ぜひ写真をメールでおすそわけしていただけたら嬉しいです。このブログのコメント欄に非公開コメントとしてお知らせいただければ、そのお返事に非公開コメントで私のメルアドをお伝えします。

いろいろお世話になりっぱなしですみません…。

さて、10月の帰国時の予定は
19日(土)トリオソナタ・講習会が西東京教会(10時から午後4時半)で、
23日(水)に霊南坂教会ランチタイムのチャペルコンサート(12時半から12時55分)、
26日(土)に恵泉女学園キリスト教センターのチャペルコンサート(午後2時から)
です。

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入場料は1000円で、ここからお申し込み出来ます



以下のリンクでも詳細をお知らせしているので、新しいブログ、Momoyo's Organ Book の方にも飛んで見てみて下さい。

トリオソナタ講習会のお知らせ
チャペルコンサートのお知らせ

Momoyo's Organ Bookというブログ名は、あえて、意味がわかるような、わからないような(だって、ブログのどこが本なんだ?)英語名にしたのです。なぜかというと、金曜日には英語で書き、水曜日には仏語で書く、ということを含めた、週5日営業体勢を目標にしたブログにしてみたいからです。

オルガンからすればまったく畑の違う、「お片づけブログ」の分野で、たくさんの人に読まれているいっちょさんのブログで、彼女がきちんと毎日生活を楽しみながら何か習慣づけて行くことの素晴らしさ?面白さ?を教えてくれたので、見習ってみたくなりました。結局は、真似、なんですが…

ところが、やってみると、生活時間がユルい私の家庭では、起きる時間も働く時間もルールがない状態で、いやいやいやいや本当にびっくりすることばかりです。

「うちってこうだったんだ!」
「だからこれがうまくいかないんだ!」

などなど、目からうろこ。

いいですね、習慣付け…。素晴らしいですね、お片づけ…。
いつかこれをやった効能を語りたいと思いつつ、現在は形に残せないものを新しいMomoyo's Organ Bookの中に記録していくことをこつこつやっていきます。ビフォー&アフターが写真みたいにぱっ、と見えるような物ではありませんけれど、意識していると世界が違った角度から眺められる気がします。

長く書かない、時間を決めてやる、毎日同じパターンをできるだけ習慣づける、新しい習慣は21日(途中でとびとびでも)続ける、というのが、自分で選択したやり方です。続けて21日できないところが玉にきずですが、やりすぎは毒なので…。

というわけで、少しの間、ふたつのブログが重なってしまいますがよろしくおねがいします。
また、日本でもお会い出来るかもしれないことを楽しみにしています。



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by momoyokokubu | 2013-09-27 17:45 | 鍵盤楽器

新しいトッカータ

トッカータというのは「指を走らせる」というような意味の動詞、トッカーレ(イタリア語)から来た音楽作品名で、オルガニストの場合、カトリック教会の後奏で弾く曲のような、いわば「威勢のいい曲」、速くて音の大きい曲…の場合が多いです。

私はトッカータというものが実は大好きなので、弾くのは大変なのですが、いろんな人に「書いて書いて。」と頼む癖があります。

身近にいるグザヴィエには数年前から頼んでいましたが、さすがに「仕事」としてお金を払うわけではないのでなかなか書き上がりません。

でも4月の日本の演奏会に行ったあと、案外あっというまに出来あがったのです。

私が出した条件は、

「教会で、後奏に本当に使えるように、長くないのにして下さい。」
「交互でコードを連打する場合は左手が強拍になるようにして下さい。」
「調は『バッハとニ短調』を出した年だから、ニ短調にしてください。」

の3点(わがままですね)。

そして今週の月曜日にランディドルグでお披露目しました。
夏休みなのでみなさんヴァカンス中で、教会満員の聴衆というわけにはいかなかったけれど、これでやっとひとつ「残されていた今期の宿題」を終えることが出来てほっと一息つけた気がします。

新しい作品なので、レジストレーションは試行錯誤があり、演奏会のあとそのまま教会に通い詰めて、なんとかバランスの良いレジストレーションを決定出来たので、今晩(木曜日)Zoom Q3という録音・録画機を使ってライブ録画しました。音を優先するモードなので、画像は良くありませんけれど…それに最初の方でテーマが出てくるところは足で弾いているので、画面には出てきません…

グザヴィエのトッカータ

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by momoyokokubu | 2013-07-26 08:35 | 鍵盤楽器

ガンバレ自分

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「きょうは27度まで気温があがるんだよ。」

数学の試験に出て行く娘がそう教えてくれたので、きょうの天気までよくチェックしてるな、と思ったら、「同級生のB君が、フェイスブックのクラスのページに『きょうはxxの提出物を忘れるなよ〜』とかいろいろ書いてくるんだけど、そこに『本日は暑いので着るものに注意』って書いてあった」と、いうことで、わたしは

「まるでラジオだね!」

…『B君ラジオ』の言った通りになるかどうかわからないのですが、以前に、この人は娘の携帯に

「ただいま高速渋滞中!子馬が逃げた!」

という不思議なメッセージを送って来たこともあり(結局それで彼はその日遅刻したので、娘は一応アリバイを先生に伝えたという)、朝の慌ただしい時間がふとなごむのではありました。

さて昨日の教会の合唱練習では、どうしても音がとれない新しく入った人が、練習の日程を決める時ことごとく日程が合わせられない上にあからさまに文句を言ったので、周りで文句も言わない人たちに不公平に感じて、「来られないのなら仕方がない。日曜日の合唱練習に来るだけで良いと思うから、私たちが練習することに文句を言わないで欲しい。そういう言い方をするのは、いけないよ。」
と、激しく一喝してしまいました。

人生始まって以来の、公衆の面前での一喝が出てしまった。

全員がしーーーん。となってしまい、とてもおそろしかったです。

その人が泣きそうになっていたので「ああ、教会なのに、来ている人たちのことそんなに個人的には知らないのに、キツいことを言ってしまったなあ。」と急激に後悔して、

「きつく言って、ごめんなさい。」

と謝りました。でも、やめちゃうかもしれないなあ。どうしたらいい。

先週の練習はわたしが体調が悪くて休んだので、

「このあいだは私がキャンセルしたんだよね。今週の金曜日練習やるからね。ごめんなさい。」

とみんなにも謝ると、

「もう大丈夫なの?体調は?」

と、残りの人たちがすごく優しく訊いてくれたので、ミサの前なのに涙がざーっと出てしまったんです。うかつなことに。たぶん調子が悪いんだなあ、とわかるのはそんな時。

でももうオルガンに上る時間なので、神父さんと最後の打ち合わせをするんだけど、目が涙目になっていてとっても変だったと思います。でも何も訊かないでくれたから良かったです。

そのままミサを弾いている間も、なぜなのか泣きそうなので、ちょっと困るけれど(力が抜けてしまったような感じ)賛美歌や、オルガン曲を弾いていると、私が泣きそうなことなんて全く関係なく力強く音楽は鳴り響くので、本当によい仕事だと感謝しました。体はオルガンがあるからしゃきっとするようでした。

もとはといえば、更年期のホットフラッシュがまだまだ続いているので、いつ急に精神的にダメダメになるのやらわからず、非常にやりにくいのですが、その中で2年目の

6月14日

が巡って来たために、金曜日のお墓参りはとてもとても大変でした。悲しいとかそういうことではない、ただ、精神的にコントロールがきかない感じで、娘より私の方がさめざめと泣いていて、「どうしてだろ〜」と自分でもよくわからない状態でした。

全体的に、お仕事の幅を狭めることを決めて、「もっと深く掘り下げたい」という念願をかなえる準備はできつつあります。落ち着いて、「こうなんだ」、と思える方向にただ集中できるなら、心が安定しそうです。それに、普段はあまりいらついたりしたことがなかったので、この新しい自分の状態は、他人の気持ちを理解するためには必要な体験かもしれません。

また、まわりの人は迷惑ですが、泣いたり、怒ったりすることは、なかなか気持ちの良いことでもあります。ただ、体力消耗する部分はあります。気分を変えたくて、土曜日の朝は4キロ半ジョギングしてきましたが、走ったあとは体力を使ったので普通よりおなかがすくのに比べて、泣いたり怒ったりして他人に迷惑をかけてしまった、と思うと自己嫌悪でおなかがすきません。

自己嫌悪は、音楽の学生時代からほぼ毎日味わっていたので、そんなときは早く寝てしまえば大丈夫=ふて寝が一番、とわかっているのですが、今回のこれは、ホルモンバランスがいけないのか、ふて寝がうまくできません。

でもこれから暖かい日が続けば、バラももっと咲くだろう。さくらんぼも赤くなるだろう。トマトも実るだろう…と、心を励まして、乗り切りたいです。












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by momoyokokubu | 2013-06-17 18:19 | 鍵盤楽器

4/13石巻遊楽館昼コンサート

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石巻の遊楽館であさって土曜日のお昼、12:15〜13:00に弾かせていただきます。

パリでバッハのカンタータ第1番や、
パリからの使者
東北のオルガニスト
で、縁が出来た遊楽館

オルガニストの後藤香織さんが、普通は30分の昼コンサートを、「もっと長く弾いても良いです!」とおっしゃったので、では、ふたりで45分弾かせていただきます!と夫のグザヴィエには初めての東北へ伺うことになりました。

私は昨夏から2度目ですが、今回は高校時代の友人がお住まいであることもわかり、お世話になることになり、再会の楽しみもあります。

カストールとポルックスの序曲/ジャン=フィリップ・ラモー(連弾)
アンダンテ(トリオソナタ第3番より)/バッハ(国分)
小フーガト短調/バッハ(国分)
トッカータとフーガニ短調/バッハ(国分)
アレグロ(ブランデンブルグ協奏曲より)/バッハ(連弾)
早春賦による即興(ドゥプレ)
ヘ長調のマーチ/ルフェビュール=ウェリー(デュプレ)

のプログラムで、最後は軽やかなロマン派フランス風で楽しく締めくくります。

先日の宝塚の演奏会では、当日が私たちの入籍の結婚記念日だったのですが、石巻は教会での結婚記念日で(入籍の一年後に式をしたので、日にちはふたつあるのです)、初めて春の日本に来た夫に桜を見てもらえて幸福でした!新婚旅行はもろもろの事情でできなかったので、この春の帰国は、

xx年ぶりの新婚旅行

になりました。

東北の現在の状況の厳しさを考えると、オルガンの仕事(演奏する人も、メンテナンスする人も、先生も)に拘る方たち、文化の仕事に携わる方たちのご苦労は計り知れません。わたしたちも、行ってみて、みなさんにお会いすることで「東北の状況は関東の、そして日本の問題であり、私自身の問題である」という気持ちが強まると思います。

何も出来ないなりに、自分たちの大好きな東京が、東北にいかに依存しているかを、身をもって感じに行くための旅でもあります。

夫には、いつも説明したり動画を一緒に見たりしていましたが、実際に一緒に東北を訪れることで、オルガン活動を通じて、なにより深い友情の念を育んで行く始まりの時間を共有できることは、私たち夫婦の人生にとって、かけがえのないことです。

音楽がつないでくれた縁は、限りなく遠くまで、わたしたちを運んでゆく。
そんな思いになる、4月の「結婚記念週間」です。







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by momoyokokubu | 2013-04-12 01:11 | 鍵盤楽器

4/15予習編その4

その1
その2
その3
にひきつづき、4月15日の演奏会の予習編第4弾です。

さて第4曲目は、パイプオルガンといえば、この曲!
「トッカータとフーガニ短調」。

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ソプラノでオルガンも弾いている日本人のお友達が、持ち前の演技力を発揮しつつ、出だしのメロディーに合わせて、

「ちゃらり〜。鼻から牛乳。」

とドラマティックに歌い、「日本の音大では、こう替え歌で歌うんだよ。」と教えてくれてから、この曲に対する懐疑心が深まった…かというとそんなことはなく、もともと、この曲には多いに怪しい思いを抱いていたのです。

この最初のページの「バッハらしくなさ」は一体何?!

それに、何回もハムスターが延々と輪っかを駆け上がていくようなコードの旋回する部分とか、まったくハーモニーが同じままで「水増し」的な部分とか、なんとなくいつもと違うじゃん?!

と、誰もが思っているのかどうかはわかりませんが、

音大では先生もこの曲を教えてくれません。

レッスンの機会がないわりには、結婚式ではやはり好まれるため、気がついたら弾けるようになっていたというような、レパートリーの中で不思議な位置を占めている作品だったのですが、CDの3枚目でトリオ・ソナタニ短調を録音するにあたり、録音するオルガンがイタリアにあることその他の要因を考え合わせて、有名なのにきちんと対峙してこなかったこの曲を、即興的&イタリア的にとらえ、カタいことは考えないで解釈してみよう!と思いました。

そのときに、冒頭のジョークを思いだして、このバッハの若い時代の作品が自由度の高い筆致になっているために、あらゆる解釈を受け止め、受け入れてしまう懐の深さがあるのだとわかりました。

その結果、「書いていないこと」をやっている演奏も実は多いのではないかという気がするのです。

それは、ブクステフーデなどのStylus Phantastics奏法にみられるような、

「ここは全部16部音符で書いてあります。でも、出だしは緩やかに、そしてだんだん音が低い方に落ちて行くのにつれてだんだん早く弾いてください」

という、即興的アゴーギグ(=強調するためにおおげさに表現すること)のような解釈上のルールを、

「ここはあきらかにStylus Phantasticsにあてはまらない」

と思われるところにもあてはめているため、構築をしっかりしなければいけないフーガ的部分や、協奏曲的にリズムが「ダンス」になっているところで、テンポが変化してしまう演奏のことです。

バッハは万人に受け入れられ、どんな解釈でも感動を呼ぶ、という、すさまじく「腐っても鯛」(ああ、この言い方は身にしみます。自分がヘタに弾いたときにすら、涙を流してくれた人がいた。バッハはなぜそんな作品を書くことができたのか)な作曲家ですが、そのせいで

「じゃあ、どうやって弾けというのか」論争

がここまでしつこく続いている作曲家も珍しいのではないか、と思います。

これは深入りすると机上の空論になってしまうぐらい難しい問題で、音楽理論家の先生たちのおっしゃっていることは全て正しいのに、弾いてみると不思議に一致しないことだらけなのです。

と、いうわけで、私はレッスンするときに

自分が気に入るように弾いて下さい」

とお勧めすることにしています。

が、本人の気に入る演奏、というのがまた遠大な理想郷のようなもので、

ほんとに一生楽しめます、バッハのオルガン演奏。

とまあ、話は逸れたような逸れていないような、私にとって、自分の気に入るバッハとは一体何か、と跳ね返って来るこの議題。

とにかく「ここはStylus Phantasticsだ」という部分は、きっちり別に取り出して、自由に、良いヴァイオリニストのようになめらかに演奏し、

「ここは構築用のパートで、フーガかフガートかコンチェルタントかダンス」という部分はそれぞれの『ノリ』で、レンガの家のように、積み上げていく。言ってみれば、Stylus Phantasticsじゃない部分は全部構築用。

最後の問題はその部分部分をくっつける、「のり」の部分。

と、いうわけで、このトッカータとフーガのような「ゆる+かち」の交錯する作品は、バッハらしくないとも言えますがカンタータなどでレシタテーヴォとアリアが交互に出て来るのにも似通っており、結局のところ、バッハの心が自在だっただけで、短い部分が自然に流れでつながるようにできているはずなのだ、と信じて、「書いてある通り」「目にこうだと読める通り」を信条に、自分なりの演奏をしてみたいと思います。

CDを録音したときは、ミラノの聖シンプリチャーノのオルガンの精度が高くて、オルガンが「こう鳴りたいんですよ」と導いてくれるのに従っていたら本当に何もしないで解釈にまとまったので、そういう演奏になっています。

おととい、宝塚ベガホールで演奏したとき、朝ホールで練習していたら休憩時間に来た娘が

「トッカータの解釈変わったね」

と言ったので、現在でも「書いてある通り」を弾いているのにもかかわらず、ほんっとに変幻自在な、不思議な曲よね、としみじみしているところです。

娘には「解釈変えたね」とは言われなかったので、その変化もまた自然であることを祈りつつ。

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本日のまとめ

武蔵野のコンサートの4曲目は、バッハのトッカータとフーガニ短調BWV565。バッハらしからぬ、流麗で自由気ままな作品。

本日の聴いとこう!

バッハ/トッカータとフーガニ短調BWV565

Stylus Phantasticsを理解してみたい方は

ディートリッヒ・ブクステフーデ/トッカータなど
このYoutubeのリンクその他で、聴いてみて下さい。





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by momoyokokubu | 2013-04-11 00:33 | 鍵盤楽器

トリオソナタクラブ@ブルーベルの森

現在、3枚目が近日マーキュリーinc.からリリースになる、「バッハのトリオ・ソナタ」シリーズのCD。

バッハは、「ヴァイオリンのための無伴奏パルティータとソナタ」や、「チェロのための無伴奏組曲」と同じように、オルガンのためにも6つのソナタを書いてくれました。

もとはオルガンを勉強する息子の練習用に書かれたとはいえ、オルガニストにとっては宝物のような6曲です。オルガン的な技術をいろいろ網羅していて、エンサイクロペディックなバッハの性格が現れている反面、題名は例に漏れず、「ソナタ1番」「ソナタ2番」という、機能的なネーミングとテンポ表示のみ(アンダンテ、アレグロなど)。同時代のフランスの作曲家は、題名を言葉で示したので(「ミステリアスな障壁」とか…)曲想についてイメージを膨らませやすいのですが…。トリオソナタはテンポやストップを変えて弾くとがらっと雰囲気が変わるし、いくつかの「モチーフ」がどれも生きるように最初からテンポ・雰囲気設定しておくことも大事になります。そのためには、調性からも性格を読み取ることが不可避です。

以上のような理由で、それぞれのソナタをその調性の他の作品と組み合わせて1枚のCDにする企画が生まれたのです。

もちろん、最初はこの企画の本当の意図を自分でも深く理解していなくて、ただ「このオルガンならこのソナタを弾いたら合うなあ〜」などと各地のオルガンを探訪しては夢を膨らませていただけなのですが。

オルガン音楽の普及活動をしている友人と、ブルーベルの森サイトで「国分桃代オルガン・トリオ・ソナタ・クラブ」を立ち上げて2年になりますが、クラブに加入すると(無料です):

・トリオ・ソナタシリーズのCD録音に関する最新情報をサイト上のクラブ会報にてお知らせ(パスワードを送付します)
・演奏会情報をメールでお知らせ
・自主公演の演奏会に来て下さった方にお土産

の特典があります。

4月15日(月)19時からの武蔵野市民文化会館での演奏会に来て下さった方には、昨年12月にベルギーCDリリースを記念して行ったリサイタルのDVD(非売品)をプレゼントすることになりました。

これはオルガン台の鍵盤のところで録画したものなので、音はCDのような良いバランスではありません。オルガン台でのオルガニストが聴いている音を、オルガンでのオルガニストの動きとともに楽しんでいただく、という趣旨のものです。

クラブと言う名目なのであるからみなさんと触れ合う機会も作りたいと思いつつ、なかなか帰国中の予定が取れないことが多いのですが、将来は

・トリオソナタ講習会
・トリオソナタ茶話会
・トリオソナタ飲み会

などもできると良いな、と考えています。

第10号スペシャルで手書きの壁新聞風トリオソナタクラブ会報を発行しました。
本日は「ブルーベルの森」サイトの許可を得て、特別に私のブログでも転載させていただきます。

「国分桃代オルガン・トリオ・ソナタ・クラブ」のメンバーは随時募集中なので、ご興味のある方は
このページからお申し込み下さいね!

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by momoyokokubu | 2013-03-05 19:47 | 鍵盤楽器

4月8日の演奏会のお知らせ

2013年、4月8日(月)に、神戸、宝塚のベガホールで演奏会を弾かせていただきます。

夫とは連弾で主にオーケストラの曲を編曲して弾く機会が今までにもありましたが、今回はバッハのブランデンブルグ協奏曲のチェンバロソロの入っている曲をマックス・レーガーが4手用に編曲したものを、更に4手4足用に編曲しました。昨日ブリュッセルのランディ・ドルグで初披露しましたが、チェンバロの32分音符とオルガンの32分音符は鳴り方が違うので工夫に何度も練習しました!その他に、「バッハとニ短調」CDに入っている曲や、「早春賦」(ドドーミソードドーラ♫)をテーマに夫のグザヴィエが即興します。日本語で歌うのも特訓中(歌えるようになるか?)…歌えなくても即興出来るとは思いますが、なかなかベルギーに住んでいると日本語が上達しないのが彼の悩みなので、音楽を使って一石二鳥!とはいえ、すぐに使えるような日本語の歌詞ではありませんが002.gif

メロディーラインはアルペジオがほぼすべてを占めていてかなり特徴的です。そこがわくわくした春らしさを、ひらひら散る桜の花びらを表しているんだよ!と説明した私(いいのかな)

関西の方はぜひ聴きにいらしてくださいね!!

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by momoyokokubu | 2013-02-20 02:11 | 鍵盤楽器