石巻の遊楽館であさって土曜日のお昼、12:15〜13:00に弾かせていただきます。
パリでバッハのカンタータ第1番や、
パリからの使者、
東北のオルガニスト
で、縁が出来た
遊楽館。
オルガニストの後藤香織さんが、普通は30分の昼コンサートを、「もっと長く弾いても良いです!」とおっしゃったので、では、ふたりで45分弾かせていただきます!と夫のグザヴィエには初めての東北へ伺うことになりました。
私は昨夏から2度目ですが、今回は高校時代の友人がお住まいであることもわかり、お世話になることになり、再会の楽しみもあります。
カストールとポルックスの序曲/ジャン=フィリップ・ラモー(連弾)
アンダンテ(トリオソナタ第3番より)/バッハ(国分)
小フーガト短調/バッハ(国分)
トッカータとフーガニ短調/バッハ(国分)
アレグロ(ブランデンブルグ協奏曲より)/バッハ(連弾)
早春賦による即興(ドゥプレ)
ヘ長調のマーチ/ルフェビュール=ウェリー(デュプレ)
のプログラムで、最後は軽やかなロマン派フランス風で楽しく締めくくります。
先日の宝塚の演奏会では、当日が私たちの入籍の結婚記念日だったのですが、石巻は教会での結婚記念日で(入籍の一年後に式をしたので、日にちはふたつあるのです)、初めて春の日本に来た夫に桜を見てもらえて幸福でした!新婚旅行はもろもろの事情でできなかったので、この春の帰国は、
xx年ぶりの
新婚旅行
になりました。
東北の現在の状況の厳しさを考えると、オルガンの仕事(演奏する人も、メンテナンスする人も、先生も)に拘る方たち、文化の仕事に携わる方たちのご苦労は計り知れません。わたしたちも、行ってみて、みなさんにお会いすることで「東北の状況は関東の、そして日本の問題であり、私自身の問題である」という気持ちが強まると思います。
何も出来ないなりに、自分たちの大好きな東京が、東北にいかに依存しているかを、身をもって感じに行くための旅でもあります。
夫には、いつも説明したり動画を一緒に見たりしていましたが、実際に一緒に東北を訪れることで、オルガン活動を通じて、なにより深い友情の念を育んで行く始まりの時間を共有できることは、私たち夫婦の人生にとって、かけがえのないことです。
音楽がつないでくれた縁は、限りなく遠くまで、わたしたちを運んでゆく。
そんな思いになる、4月の「結婚記念週間」です。
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