おるがにすと・クロニクル Chronicle of an Organist

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パリでバッハのカンタータ第1番 | Bach's Cantata no.1 in Paris

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(La photo du site du temple)

056.gifEn bas en Français 056.gif

来る3月3日(日)午後5時半より
パリの、“魂のよりどころ・プロテスタント教会”で、
バッハのカンタータの演奏会があります。
住所:Temple du Foyer de l’Âme
7 bis rue du Pasteur Wagner
75011 Paris
メトロ:Bastille 又は Bréguet Sabin


プログラム:
ブクステフーデのコラール前奏曲「美しきかな、あけぼのの星よ」BuxWV223
バッハのカンタータ第1番「美しきかな、あけぼのの星よ」BWV1
バッハのトリオソナタ第2番ハ短調BWV526


この教会では毎月第1日曜日にバッハのカンタータの演奏会を行っていて、最終的にはBWV1から200までを踏破する目標で「バッハのカンタータ全曲演奏会」と名付けられているものです。

毎月「バッハのカンタータが弾きたいよう!」という気分になった人はみんな参加できる(?)のかどうかよくわかりませんが、演奏料とかそういうめんどうくさいことはいいからただ集まって弾こう!!という雰囲気が最高に楽しい。と、言っても私は3年程前に一度弾かせていただいたことがあるだけです。今回はたまたま、

「3月のカンタータは、東北大震災1年目を前にして、再びチャリティーをするんだけど、折角だから全員日本人で弾いたら?」

という声を聞きつけて参加させてもらうものです。

結局、全部のパートが全員日本人というわけにはいかないようですが(もともとそんなふうに「やってみよう」と思いつくぐらい、パリには大勢の日本人古楽演奏家がいるということ?!)日本人もフランス人も一緒に、心を合わせてチャリティー演奏会です。下に添付した仏語の回覧メールに、演奏家の名前が書かれていますのでご参照下さい(正しい漢字表記が私には分からない方も多いので、日本語に訳さなくてすみません)。メールはフランス人から来たものなのに、最後にひらがなで「ありがとう」と書いてあったり、これまでに行き交ったメールには仏語の文体の中に「〜san」と、ローマ字の「さん付け」がいつのまにかお約束になったりしていました。

このメールの中では、

「東北大震災1年目」ではなく、

「原発事故1年目」となっています。

今の時点では、原発事故の収束のためのチャリティーである、という気持ちが強いのでしょうか。そして、それに関連して、なんと、エコロジカルな行為を促進しようと、


オルガンのふいごを人力で動かす!!!


と明記してあります!!


これはすごい。
改装された大オルガンで通奏低音を弾くようになっているのですが、改装時に旧式のふいご用人力ポンプも修復されたのです!!



さて、そのことも含めて個人的に、ちょっとすごい!と思っているポイントが4つ。

ひとつは、カンタータのチェンバロ通奏低音の他に、私がトリオソナタで演奏会のトリを取らせてもらうのです!いいのか!?トリオソナタで演奏会を締められるのか?!

ふたつめに、人力のふいごで上手くトリオを弾けるのか?!

みっつめに、最初の曲は、素晴らしい演奏家として知られている、やすこ・ブバール先生です(ミシェル・ブバール先生の奥様)!!演奏をお聴きしたことが今まで無かったのですが、一緒に弾かせてもらえるなどという機会は、このような企画以外ではあり得ないです。

よっつめに、何を差し置いても、これもすべてフレディさんのお陰。フレディ・エイシェルバーガーさんは日本でもおなじみのアルザス出身のオルガニスト。即興演奏や、ザ・ウィッチィズ(The Wiches)というバロック室内楽のグループで知られている人です。この人がこの教会のオルガニストの一人で、このカンタータ連続演奏会の立役者のひとりであり、また、ここの大オルガンの改修のアドヴァイザーでもあります。その人が、みずからせっせとふいごを「漕いで」、ふくらませてくれるというのですから、それだけでもちらしの呼び込み文句になるな〜!と思うのはわたしだけでしょうか!

と、いうように、弾く者としては、わくわくがたっぷりつまった、でもやや緊張!な演奏会になりそうです。もしお近くの方がいらっしゃったら、ぜひ足をお運び下さいね001.gif

決まった金額のチケットは出ません。
かわりに演奏会後に募金があります。

(以下、演奏会案内の回覧メール。仏語です)

056.gifLettre d'invitation par l'Organisateur056.gif

Bonjour,

Nous sommes heureux de vous annoncer le prochain concert des Cantates, intégrale des cantates de Bach à Paris

Dimanche 4 mars à 17h30

Choral Wie schön leuchtet der Morgenstern BuxWV 223 (Buxtehude)
Cantate Wie schön leuchtet der Morgenstern BWV 1
Sonate en trio n°2 BWV 526

Wie schön leuchtet der Morgenstern fut d’abord un hymne luthérien associé à l’Epiphanie. Bach en reprit le matériau pour une cantate à Leipzig, en 1725, la fête de l’Annonciation se cumulant cette année-là avec le premier dimanche des Rameaux, double incitation à la louange. La cantate requiert cors et hautbois pour l’occasion.
De notre côté, nous avions d’abord le souhait de rassembler -un jour- des musiciens japonais, parmi ceux, nombreux, qui jouent à Paris. L’occasion trouvée, il nous apparut que cette date marquait aussi le premier anniversaire de l’accident nucléaire de Fukushima. Nous avons choisi cette fois de verser la recette du concert à une association investie dans l’aide aux victimes de la catastrophe. Et nous avons décidé de faire de cette cantate un exemple d’écologie: nous pomperons l’orgue à la main: geste historique, symbolique, intriguant et très sérieux à la fois.

Voici les musiciens qui participent à ce concert:

Naoco Yamamura, Soanny Fay sopranos
Akiko Matsuo, Emilie Nicot altos
Mickaël Drouin, Jean-Marie Puissant ténors
Geoffroy Buffière, Florent Martin basses

Jean-Baptiste Lapierre, Kurumi Kudo cors
Timothée Oudinot, Claire Caron hautbois de chasse
Alexandre Salles basson

Satomi Watanabe, Guillaume Humbrecht
Matthieu Camilleri, Martin Reimann violons

Samantha Montgomery alto
Elena Andreyev violoncelle et coordination
Ludovic Coutineau contrebasse

Momoyo Deprez-Kokubu clavecin
Yasuko Bouvard orgue

どうもありがとう!


Temple du Foyer de l’Âme
7 bis rue du Pasteur Wagner
75011 Paris
m° Bastille et Bréguet Sabin
libre participation


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by momoyokokubu | 2012-03-02 08:09 | 鍵盤楽器