In English below
ああ…寒かった。
アニマ・エテルナ(インマーゼル指揮)のドビュッシー、「海」のオリジナル楽器演奏を聴いた夜、激寒の中、真夜中うちに帰りついたら、「のどがはりさけそう」に痛くなり、結局、咽頭炎にかかっていて、熱が39.3度まであがりました。久々の高熱で本当に寒かったです(ガタガタぶるぶる)。文章的には間違っているみたいな気がしますけれど…本当に風邪の原理というのは不思議なものです。
ビールスが。
のどのところにちょこんとくっついたら。
体はそれを排除しようと、血液総動員で身体はバーナーのように燃え始める!
心臓も徐々に上がって行くメトロノームのように、
かちかちかちかちかちかち
四分音符=120まで上げました!行け行け行け
アッッ心臓筋肉痛になってきました!
という実況中継をもうろうとしながらやってしまいました。
夕方に熱が上がったのでSOSドクターに電話したら、普通1時間ぐらいで来てくれる所なのに、
「夜中の0時半までいっぱいいっぱいです」
ということで、やはりこの零下10度のブリュッセルは風邪の温床と化したらしい。
アスピリン200ミリグラムを2回にわけて飲んだら38度まで下がったのでその日はそれでSOSドクターさんはキャンセルして寝ました。次の日、かかりつけのお医者さんに毛布にくるまれて車で連れて行ってもらうと、
「(ただの)咽頭炎です(Pharyngite)」
と言ってもらえたので、ほっとしました。
平熱が36.6度なので、熱は高くなり易いけれど、40度近くなると、脳をやられそうな気分になります。
まるまる1週間鍵盤に触れず。
ミサも弾けず。
生徒も全員キャンセルになってしまいました。
今回、声が出ないので、ひとりひとりに携帯メッセージを送り、
「風邪引いてしまって今日はお休みさせて下さい」
と伝えたのですが、今週は全部で24人も入っていたため、
「も〜親指が使えない…」
と思うぐらい携帯にお世話になりました。
声が出ないのに電話が使えるってすごい事です。
ベッドに入ったままメッセージを送りまくって、そのままずっと寝ていました。
東京の家族も「寒いよ〜」と言うので、週の後半には連絡を取り合って
「どうやって防寒しているか」
情報を交換しました。
なにしろ、いつもは手足がほかほかな夫さえ、
「足が寒い…」
と言い出したので、男性はどう防寒するか?下着とか?などの情報を集めました。
ブリュッセルでは雪が降ってもそこまで積もらないため、夫はブーツもないし、手袋も普通の皮のだし、年中ジーンズなのです。
熱が取れても体調は水平でいたいような状態だったので、ベッドをこたつ代わりに、週の後半はインターネットを駆使して暖かい男性の下着、ボア付きのブーツ、コーデュロイのパンタロン…というようなものを家に送りつけました(とは言わないか…でも結構唐突に来るので)。しかし便利な時代になったものです…。
そして今週なんとか復活し、さらなる防寒完全装備で仕事に行き、なんとかみんな無事に暮らせました。わたしはほぼ日の10センチ長い星模様のはらまきをして、背中にホッカイロを貼って。夫は最新防寒用衣料で極冬モデル仕様化して自転車通勤(ロボットみたい)。娘も毛糸のタイツにジーンズ+いつもは嫌っているらしいダウンジャケット(「でもやっぱあったかいわこれ。」)。
暖房はいちおう入っている自分の教会でも、オルガン台はひゅーひゅーと冷たい空気がどこからか来るため、ひざかけなどで防寒。ひざかけしながら奏楽したなんて、前代未聞…
いままででこんなに寒い冬があったでしょうか?!?!
これがきょうは言いたくて久しぶりのブログアップです!
本日は気温はプラスに転じ、5度ぐらいをキープしてくれている模様です。
春分なんだからね?この調子で春に近づいて行こう…
(でも今年の東北はどんなに辛いでしょうか…引き続き、毎日思い、毎日祈っています。)
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