おるがにすと・クロニクル Chronicle of an Organist

momokokubu.exblog.jp
ブログトップ

大丈夫

035.gifIn English below035.gif

心が張り裂けそうなニュースが2週間続いています。

毎日、心配な心にまかせ、人生で初めてという量のニュース、ブログ、サイトを読みました。
自分が書くことを忘れてひたすら読んでいました。
毎日の生活は「心ここにあらず」。


「日本から退避して来る人がいたら、泊まるところを確保出来るから言ってね!」
と、ベルギーの人たちから言ってもらうことが多くありました。これは原発事故の報道が逐一ベルギーでも伝わっていることで、他人事とは思えないのだと思います。

「そうしたことについて何か書いて…」と思っても、まったく言葉は失われたまま。

言葉が出ない…と思っていたら、おとといから風邪と鼻炎のアレルギーが合体して、実際に声が出なくなってしまいました。


月曜日からの5週間、月曜日ランディドルグコンサートで、ベルギー在住日本人オルガニストがたまたま3人順番に弾くことになっており、全員の「とても音楽とか、練習という気持ちになれない…」という声が、なんとか「寄せ書きプロジェクト」と「日赤に送るための義援金プロジェクト」というかたちで行動に移され、ちらしなどの準備、プログラムの差し替えを経た後、21日には、自分が第一号で演奏させてもらいました。個人的に、思い出したくないような激しい体験でした。一言で描写するならば、両手に怒りが込み上げて来て、「普通に演奏する」ことができませんでした。力を込めたくないのにものすごい重さが両手に取り憑いていて、軽減しようとすると両手が震えて来るのです。

告知も無く、いきなり月曜日当日にプロジェクトを始めることになったにもかかわらず、お客さんがたは、寄せ書き、募金などに心暖かく賛同してくださり、「来週もっとお金持って来ますから!」などと、これからも協力しましょうと言ってくれる方が多くいました。

音楽を超えて。

何も出来ないけれど。

でも(音楽なんて関係ないからといって)普段の活動を辞めてしまうことはできない。

そんな「どうしていいかわからないという巨大な感情」を共有することになったのかもしれません。


遠くに住んでいて、直接の被害もなく、中年の自分すら、こんなに影響を受けている。
被災者の方々、特に、若い、小さい人たち、また、お年寄りの人たち、障害のある人たちにはどんな辛さであろう!!!!!
どんな「強さ」で立ち向かい、日々を過ごしているのだろう。
どんな「優しさ」で助け合い、支え合って暮らしているのだろう。



「大丈夫、

の中には、人という字がみっつも入っている。
だから、大丈夫なんだよ。」


というメッセージをどこかで読みました。

ああ、この言葉って、大丈夫じゃない時にこそ、使う言葉なんだ。
ひとりじゃないんだ、ということを伝えるために。

声の出ない自分だけれど、このことばを心にとどめて、生活していこうと思う。


e0203829_21381392.jpg



にほんブログ村 クラシックブログ 鍵盤楽器へ
にほんブログ村

にほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 音楽ブログ 音楽活動へ
にほんブログ村



035.gif

English translation coming soon (sorry)

035.gif
[PR]
by momoyokokubu | 2011-03-26 22:46 | 鍵盤楽器