おるがにすと・クロニクル Chronicle of an Organist

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オルガンの雑誌 | Organ Magazine

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Orgues Nouvelles

というフランスのオルガンの雑誌があります。
オールカラーで部数も少ないため、個体価格も雑誌とは思えない立派な値段。
でも創刊して数年目、まだまだ廃刊してほしくないし、年に3回の雑誌を定期購入しています。

オールカラーで見るオルガンの写真はとてもきれい。
オルガンについての記事も専門家でなくとも読みやすいものが多い。

で、次の号が「ベルギー特集」とは聞いていました。
リエージュ音楽院のオルガンの先生、アン・フロワデビーズさんがベルギーの歴史、ベルギーのオルガンの歴史、ベルギーのオルガン作曲家、典礼とオルガニスト…などの記事を半年前ぐらいに集めていたのを知っていたからです。

先週のある朝、雑誌が届き、「あっ!ベルギー特集来たよ!読もう読もう」と思ったら、どさどさ!とうちの結構大きめの郵便入れに3冊入っています。それも、1冊はいつもどおり夫の名義なのに2冊は私の名義になっている。

でも、典礼の記事を提供したのは夫なので、「おかしいねえ。なんでわたしに2冊来たんだろう。」と思い、まずは「間違いだろうから開けないでおこう。」とそちらには手を付けませんでした。

フランスの雑誌ですが、フランス以外の仏語圏のオルガニスト、カナダ、スイスの記事もよく出ます。「世界は広いなあ、知らないオルガン、知らないオルガニストがこんなに」と感心します。

ところがさすがに今回はインタビューされている人もインタビューしている書き手も全員知っているベルギーの人たちだったので、あまりにローカルなため、面白く楽しく読める反面「自分たちの事が出て来たらどうしよう」という怖いような気分も少しはありました。

でも一応その心配は杞憂に終わり「な〜んだ。」と思っていたら、付録のCDを見ていない事に気づき、手に取って

ぎゃあああああああ

と心臓が割れそうにビックリしました。
そこに自分の演奏が入っていたからです。ちゃっかり今ブログのプロフィールで使ってるのと同じ写真がカバーに小さく入っているし?!

なんでだ…。

ということを理解するのにしばし推理。
そのベルギーのアルフォンス・マイイのソナタは、2000年に出たフィニステール教会のロレオルガン修復完成のお披露目CDに入っていて、制作者が、Magazine de l'OrgueというCDと楽譜の辛口批評雑誌(?)を書いている、ジャン・フェラール氏のSIC asblというラベル。今回記事を執筆しているフェラール氏が「これもどうぞ」と提供したものだったというわけでありましょう。

それで、多分、「音源使いました」ということで2冊送って来たか、と。

でもどうしてそこに一筆も添えてないのか?
最初にわかってたらこんなにびっくりしなかったのに。
びっくりが去った後、今度は一瞬ムッとしましたが、でも自分はベルギー人でもないのに、選択してもらって、録音を仏語圏のひとたちに聴いてもらえる機会なんだな。ということに気付く。

「お、きいたこともない名前のベルギーのローカルオルガニストが東洋人?」

と、見も知らぬ遠い地のオルガニストが思って聴くのかなあ、と考えたらこんどは嬉しくなって来た。

びっくりしたり腹立てたり嬉しくなったり、思いがけず疲れた「ベルギー特集」でした。






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Orgues Nouvelles

is a rather new French organ magazine, of about two or three years.
They use beautiful photos and have good articles which are accessible to all amateurs.
We are subscribed because we want to help them continuing even if the price is not a price of a magazine.

We knew that the next volume was "special Belgium", as the organ professor of the Conservatoire of Liège, Anne Froidebise was working on it.

One morning last week, I found the magazine delivered in our mail box.
But I found three of them.
One for my husband as it's with his name that we are sunscribed, and two for me.
But I have never asked, so I did not want to open them.
Must be a mistake!

Beside France itself, the French speaking organistic world stretches to Canada, Switzerland and Belgium, and often I read their articles with names of organists which I have never heard and organs that I have never heard of.

But this time, the special issue from here, I knew all the organists who wrote or are interviewed in the articles.
Very enjoyable, as I discovered more things about our collegues and about the country's organistic history.
In the same time, that gave me some sort of horrible anticipation of "What if, they speak about us?"

It was no need however, when I ended reading.
Just before closing the magazine, I saw the CD attached.
and I was

shocked

nearly

to scream.

Because my playing was a part of the selection.
Even a little photo of myself on the cover was smiling at me.

How did it happen?
Pondering for a while, I realised the piece I played was in the inauguration CD of the Loret organ of the church of Finistere, the CD edited by SIC (of Jean Ferrard, editor of the Magazine de l'Orgue).

He has written an article in the magazine, and it must be him who gave the CD to the editor.
But there has been no written explanation and it remains mysterious.


After the shock and doubt, came a relief though, for I imagined some organists from the unknown town might be thinking " That local organist in Belgium has a strange oriental look and name...".

How nice to be heard by others, finally016.gif










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by momoyokokubu | 2011-02-16 16:52 | 鍵盤楽器