おるがにすと・クロニクル Chronicle of an Organist

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オルガンのタッチ | organ's 'touchés'

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木曜日にコレア・デ・アラウホのスペインバロック奏法を勉強している生徒と、

音の入り



音の出

に深入りして2小節しか進まなかったけれど、手に手を取り合って

「わかった!やりましたね!」

と喜ぶ。

金曜日にフレスコバルディのFlori Musicali(なんて素敵な題名)のイタリアバロック初期奏法を勉強している生徒と機を同じくしてタッチの入りと出をやる。

この寒いのに、こっちでも

「うわ、うわ、できたできた!わかりましたついに」

と感動の瞬間。

タッチについて。

これはつまりオルガンはひとつの音が、押している間中鳴り続けるので、音をひとつ弾くのにも、弾き始めるタッチと、弾き終える時にどうそれを引き上げるかというリリースのタッチと、2回面倒を見てやらなければならないのです。

いつだって折に触れてやってきたけれど、なかなか身に付かなかったのが、急にマヨーネーズができる瞬間みたいに「きちん!」と固まった。

もう混ぜすぎる必要はない、というところへ。

あとは個人個人でやっていくことになります。

タッチの問題は、耳がそうしたいからそうなるんだ、という技術と音楽の連携のポイントがあって、そこに到達するのに時間のかかる人も入れば、幼い生徒でも最初から耳が求めているタッチでしか弾かないという点が出来上がっている子もいます。

この寒い時期に、指が凍えている時に、なぜこのタッチについては時間のかかっていたふたりの大人の生徒がそれを習得したのか。

*寒くて、聴覚が冴えていた。
*運動がかなうとぼんぼん弾きまくってしまうという弱点が、寒くてがんがん弾けなくてちょうど良かった。

のかどっちかでしょうか〜

あとはバッハのような、タッチが良くなくても曲が成り立ってしまう作品ではなく、シンプルな旋律がきれいに出なければ音楽の半分も表現できない、という作品をやっているおかげで、追いつめられて、出来るようになった。

ということもあるのでしょうね。

それから使っているオルガンの鍵盤のメカニックに、指が慣れて来た。ということもあるでしょうか。

一音一音が、音楽になる。
ああ、耳福な時間でした016.gif



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by momoyokokubu | 2011-01-23 00:06 | 鍵盤楽器